Leisa Schaim は、米国コロラド州デンバーを拠点とする占星術家です。公式サイトによれば、2004年から占星術を学び、実践してきました。オンラインで世界各地のクライアントの相談に応じています。学歴としては、アンティオーク・カレッジで学際的社会科学の学士号を取得し、コロラド大学の大学院で宗教学を学んだと記されています。
出発点は現代の西洋占星術で、のちに
ヘレニズム占星術の技法と視点を加えました。鑑定では、ヘレニズムと現代の技法を組み合わせています。
Schaim の活動は、個人鑑定のほか、占星術の団体運営、執筆、講演、ポッドキャストにわたります。
団体の運営では、占星術ネットワーキング協会(Association for Astrological Networking、AFAN)で9年近く運営委員を務め、その後、代表(Presiding Officer)を務めました。月例の勉強会「デンバー占星術グループ」を12年にわたって共同で運営したほか、若い占星術家の会(AYA)の理事も務め、2018年のユナイテッド・アストロロジー・カンファレンス(UAC)では運営の取りまとめに加わりました。
技法の面で早くから取り組んできた主題は、
サターン・リターンと
セクトの関係です。昼の生まれのチャートか夜の生まれのチャートかによって、土星回帰の経験がどう変わるかに関心を寄せ、2014年には若い占星術家の会の機関誌『The Ascendant』第1巻に論考「Saturn Returns and Sect」を寄せました。同じ主題の講義「Saturn Returns, Sect, and the Taboo Against Difficulty」の録音も、2015年の時点で公式サイトで販売されていました。
もうひとつの柱が、物事を始める日時を選ぶ
イレクショナル占星術です。
クリス・ブレナンと共著で、専門誌 The Mountain Astrologer に日取り選びのコラム「Auspicious Elections」を、2016年4・5月号から2016年12月・2017年1月号まで連載しました。2016年の終わりからは、ブレナンとともに月例の『Electional Astrology Podcast』を配信しています。『The Astrology Podcast』の支援者向けの番組で、翌月の中から物事を始めるのに向いたチャートをいくつか選び、それぞれに向く事柄と避けたい事柄を解説しています。
単著の書籍は確認できませんでした。公式サイトには、次のような寄稿が挙げられています。2014年の「Saturn Returns and Sect」(『The Ascendant』第1巻)、ロバート・ウッドリフとの共著で、職業占星術家協会(Organization for Professional Astrology)の論集『The Professional Astrologer: Building a Successful Astrology Practice』(2015年)に収められた「Legal Issues in Astrology」、先に触れた The Mountain Astrologer の連載、そして雑誌 WellBeing Astrology に寄せた金星と木星についての記事(2020年)とイレクショナル占星術についての記事(2022年)です。
ブレナンとは、サターン・リターンをテーマにしたブログ「Saturn Return Stories」も共同で書いています。
Schaim は『The Astrology Podcast』に2015年から繰り返し出演してきました。最初の出演は2015年2月のサターン・リターンの回です。その後も、
年間プロフェクションでチャートを読む回(2019年)、出生図の
日食・月食を解釈する回(2019年)、冥王星などの外惑星がどのように意味を与えられてきたかを考える回(2019年)、出生図の読み始め方の回(2020年)、トランジット入門の回(2022年)、3ハウスの回(2024年)など、技法の基礎から歴史まで幅広い回で、ブレナンとともに解説を担当しています。
講演では、全米地球宇宙研究協議会(NCGR)の大会(2013年・2017年・2019年)、国際占星術研究協会(ISAR)の大会(2014年・2016年)、2018年のUAC、北西部占星術会議(NORWAC)などに登壇してきました。2026年のUACでも講演者に名を連ね、慢性疾患や障害のあるクライアントに寄り添う鑑定と、イレクショナル占星術を使った一日の計画を主題とする講演が組まれました。
Schaim の歩みは、現代の占星術から入り、ヘレニズムの技法を取り入れながら、鑑定と団体運営の両方に関わってきた実践者の一例です。考え方に触れるには、『The Astrology Podcast』の出演回を聴くのが入り口になります。セクトとサターン・リターンの関係に関心がある人は、本事典の
セクトのコラムで昼夜の区別を確かめたうえで、2015年2月の出演回を聴くと話がつかみやすくなります。人物同士のつながりは
現代占星術家マップでも確かめられます。