スージー・ハーヴェイ(Suzi Harvey)は、英国で活動してきたコンサルタント占星術家で、占星術の著述家・教師、心理療法家としても紹介されている人物です。著書の著者紹介によれば、英国占星術協会の機関誌『The Astrological Journal』の編集を10年にわたって務め、ロンドンの心理占星術センター(CPA)と占星術研究学院(Faculty of Astrological Studies)で教えてきました。
夫は、英国占星術協会の会長を長く務めた
チャールズ・ハーヴェイです。CPAの紹介文はチャールズの妻としてスージーの名を挙げ、二人の共著2冊を紹介しています。生年や経歴の詳細は公表された資料では確認できないため、本事典では著作と公表されている活動に絞って紹介します。
スージー・ハーヴェイの仕事は、相談の実践と教育、そして専門誌の編集にまたがっています。『The Astrological Journal』は英国占星術協会が発行する機関誌で、彼女はその編集を10年担いました。CPAは
リズ・グリーンらが率いてきた心理占星術の学校で、彼女もその教育に加わりました。
著作では、夫との共著を通じて、太陽星座だけでは見えにくい人の姿を、
月の星座と組み合わせて描くことや、チャート全体を順を追って読む方法を、一般の読者に届く形で示しています。
1994年の『Sun Sign, Moon Sign』(Aquarian/Thorsons)は、チャールズ・ハーヴェイとの共著です。12の
太陽星座と12の月星座を掛け合わせた144の組み合わせを一つずつ解説し、太陽星座だけよりも細やかな人物像を描くことをめざした本です。月星座の考え方については、
月星座のコラムもあわせて読むと理解が深まります。
1999年の『Principles of Astrology』(Thorsons)も夫との共著で、チャールズにとって最後の本になりました。ユーレイニア・トラストの助成を受けて作られた全9章の入門書で、占星術の歴史と考え方、相談で何が期待できるか、惑星・アスペクト・サイン・ハウス、チャートをまとめて読む手順、未来の傾向を読む技法までを順に扱っています。現在はトラストのウェブサイトで全文が公開されています。
スージー・ハーヴェイの仕事は、心理療法の視点をもつ実践家が、専門誌の編集と教育を通じて英国の占星術界を支えてきた例として見ることができます。学ぶなら、無料で読める『Principles of Astrology』から入り、太陽と月の組み合わせに関心が広がったら『Sun Sign, Moon Sign』に進むのが自然な順序です。夫チャールズや共著者たちとの関係は
現代占星術家マップで確かめられます。