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ラッセル・グラント
Russell Grant・ポピュラー占星術(英)
分類
占星術家
系統
ポピュラー占星術(英)
この記事の内容: 人物像功績と理論代表的な著作
ラッセル・グラントとは
ラッセル・グラント(Russell Grant, 1951年2月5日 - )は、英国の占星術家・テレビタレントです。本名はラッセル・ジョン・ダメラル・グラント(Russell John Dammerall Grant)で、イングランドのミドルセックス州ヒリンドンで生まれました。1980年代に朝のテレビ番組で星座コーナーを担当し、テレビを通じて英国で広く名を知られた占星術家です。 もともとの職業は俳優で、舞台やテレビに出演していました。行楽施設バトリンズのホリデー・キャンプで、客をもてなす係「レッドコート」として働いた経験もあります。2006年の The Observer の記事によれば、占星術ははじめ副業として始めたもので、やがて『Daily Mail』に起用されました。展示会アイディアル・ホーム・エキシビションに出していたブースを皇太后(エリザベス王太后)が訪れたことで、一夜にして「王室の占星術家」と呼ばれるようになり、俳優業からは離れていったと同記事は伝えています。
ラッセル・グラントが生きた時代
グラントが活躍した1980年代の英国では、朝のテレビ番組が新しい分野として広がっていました。1983年に BBC が朝の情報番組『Breakfast Time』を始め、民放の TV-am と視聴者を競っていました。新聞の星座欄が定番になっていた英国で、占星術はテレビの朝の番組にも場所を得ます(新聞の星座欄の始まりは近代西洋占星術を参照)。 同じ時代の英国では、ジョナサン・ケイナーが1986年から日刊紙で毎日の星座コラムを書き始めています。新聞の活字を主な舞台にしたケイナーに対して、グラントはテレビ画面を通じて占星術を届けた人物でした。
功績と理論
グラントの功績は、テレビの定番コーナーとして占星術を英国の家庭に届けたことにあります。占星術について初めてテレビで話したのは1979年、ヨークシャー・テレビジョンの番組『Extraordinary』でした。1980年から1981年にはグラナダ・テレビジョンの『Live from Two』でレギュラーの占星術家を務めています。 もっともよく知られているのは、BBC の『Breakfast Time』で1983年から1986年まで担当した星座コーナー「Your Stars」です。1986年からは TV-am に移り、1990年まで『Good Morning Britain』と『After Nine』の専属占星術家を務めました。1992年から1995年には ITV の『This Morning』で、レギュラーの専門家として占星術にもとづく助言をしています。星座をテーマにした有名人クイズ番組『Star Choice』の司会も務めました。 テレビ以外では、新聞への星座予報の配信と、有料の電話占星術サービスを手がけてきました。ウェブサイトも運営しており、2026年には星座予報などを載せた月刊の『Russell Grant Magazine』を無料で配信しています。 占星術への向き合い方について、グラントは2006年の The Observer のインタビューで、占星術は外れればくだらないと言われ、当たればいかさまだと言われる、という趣旨のことを語っています。同じインタビューに合わせて刊行された著書の紹介文では、自己実現の鍵は自己を知ることにある、という考えが示されています。
代表的な著作
Penguin Random House の著者紹介では、代表的な著書として『Russell Grant's Sun Signs』『Russell Grant's Dream Dictionary』『Russell Grant's Astro Tarot Pack』『Russell Grant's Book of Birthdays』が挙げられています。 このうち『The Book of Birthdays: What the Day You Were Born Reveals About Your Love Life, Your Career, Your Special Destiny!』は、米国では1999年に Dell からペーパーバック(384ページ)で刊行されました。副題が示すとおり、生まれた日にちから恋愛、仕事、人生の方向を読むという内容の本です。 2006年には『You Can Change Your Life and Create Your Own Destiny』を出しました。2006年1月1日の The Observer の記事は、その週に刊行される新著として紹介しています。自分を知ることを通じて生き方を変える、というテーマの本です。 占星術以外の著書に、英国の歴史的な州を扱った『The Real Counties of Britain』(1996年、Virgin Books)があります。1989年には、英国の歴史的な州を文化遺産として広めることを目的とする団体 Association of British Counties を設立しました。
同時代・後世への影響
2004年の The Guardian のインタビューで、同じ時代の新聞占星術家だったジョナサン・ケイナーは、占星術を本格的に扱う同業者として、シェリー・フォン・ストランケル、ニール・スペンサー、マージョリー・オアと並べてグラントの名を挙げています。 占星術以外のテレビ出演や舞台出演も多く、2006年に『Celebrity Fit Club』、2011年にダンス番組『Strictly Come Dancing』の第9シリーズに出場し、2012年にはロンドン・パラディウム劇場のミュージカル『オズの魔法使い』で、マイケル・クロフォードから引き継いでオズ役を演じました。2014年には『Celebrity MasterChef』にも出演しています。
ラッセル・グラントを知る意義/学び方
グラントを知ると、1980年代の英国で占星術がどのようにテレビの朝の番組に入り込み、多くの人にとって身近なものになったかがわかります。同じく大衆向けの媒体で活動した人物として、米国の週刊コラムで知られるロブ・ブレズニーや、ウェブの月間予報で知られるスーザン・ミラーと比べると、媒体の違いが発信の形をどう変えるかが見えてきます。こうした人物の配置は現代占星術家マップで見渡せます。 テレビや新聞の星座コーナーは、太陽星座だけで語る形式です。そこから一歩進んで自分の出生図全体を読みたい場合は、コラム太陽星座の先へが入り口になります。自分の出生図は無料のホロスコープ計算機で確かめられます。
現代占星術家マップ
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参考文献:Wikipedia「Russell Grant」(https://en.wikipedia.org/wiki/Russell_Grant) / The Observer, Carole Cadwalladr「I've played my own role to death」2006-01-01(https://www.theguardian.com/theobserver/2006/jan/01/features.review27) / Penguin Random House 著者ページ「Russell Grant」(https://www.penguinrandomhouse.com/authors/10840/russell-grant) / Penguin Random House 書誌『The Book of Birthdays』(https://penguinrandomhouse.com/books/70564/the-book-of-birthdays-by-russell-grant) / The Guardian, Emma Brockes「Star of the stargazers」2004-01-19(https://www.theguardian.com/media/2004/jan/19/dailymail.pressandpublishing) / Wikipedia「Association of British Counties」(https://en.wikipedia.org/wiki/Association_of_British_Counties) / Russell Grant Substack「This Month's Celestial Wisdom Awaits You」2026-01-31(https://russellgrant.substack.com/p/this-months-celestial-wisdom-awaits)
監修:編集部(占星術担当)最終更新 2026-10-16
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