ルイス・アッカー(Louis S. Acker)は、20世紀後半の米国で活動した占星術家です。
フランシス・サコイアンとの共著『The Astrologer's Handbook』(1973年、Harper & Row)の著者として知られています。生没年や経歴を記した公開資料は確認できませんでした。
ボストンで占星術を教えていたことは、教え子の証言で確かめられます。のちにロンドンの心理占星術センターで教える
ダービー・コステロは、インタビューで、1960年代の終わりにボストンで占星術を学び、
イザベル・ヒッキーに続いてサコイアンとアッカーに師事したと語っています。
アッカーの仕事は、サコイアンとの共同執筆として残っています。二人は、出生図の読み方を、サイン・ハウス・アスペクトの組み合わせを順に引ける参考書の形にまとめました。
代表作の『The Astrologer's Handbook』は、出版社の内容紹介によれば、トライン・スクエア・オポジション・コンジャンクション・セクスタイルといった惑星どうしのアスペクトが人の性格にどう表れるかを詳しく扱い、出生図をひととおり読み解く手順と、自分でチャートを作るための作図の手順を示しています。紹介文は、二人を占星術の分野で評価の高い革新者と呼んでいます。
予測の分野では、
トランジットを扱う本を重ねて出しました。土星と海王星のトランジットを扱う本(1972年)、『Transits Simplified』(1976年)、そして『Predictive Astrology: Understanding Transits as the Key to the Future』(1977年、Harper & Row)です。
サコイアンとの共著で、図書館の書誌で確かめられるものは次のとおりです。『The Astrologer's Handbook』(1973年)、二人のチャートを比べる
シナストリーの本『The Astrology of Human Relationships』(1976年)、『Predictive Astrology』(1977年)がいずれも Harper & Row 刊です。ほかに、『Transits of Saturn』『Transits of Neptune』(ともに1972年)、
アプライとセパレートを扱う『Major and Minor Approaching and Departing Aspects』(1974年、AFA)、
デカンとデュアッドでホロスコープを読む『The Zodiac Within Each Sign』(1975年)、『Transits Simplified』(1976年)があります。
2009年以降も、米国占星術家連盟(AFA)から『The Transiting Planets』(2009年)や『Astrological Anthology』(2015年)が二人の名で刊行されています。『The Astrologer's Handbook』はスペイン語(『Manual de astrología』、1994年)にも訳され、ドイツ語では二人の名で『Das große Lehrbuch der Astrologie』(2000年)が出ています。
アッカーの仕事に触れるには、サコイアンとの共著を読むのがいちばんの近道です。サコイアンの経歴とあわせて読むと、1960年代の終わりのボストンで、どのような教え手のもとから次の世代の占星術家が育ったのかが見えてきます。人物どうしのつながりは
現代占星術家マップで確かめられます。
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