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デカン(10度区分)とは
サインをさらに3つに分ける区分
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用語
デカン(10度区分)とは
デカン(10度区分)は、ひとつのサイン(星座)の30度を、さらに10度ずつ3つに分けたものです。同じ牡羊座でも、前半・中盤・後半でニュアンスが変わると考え、サインの読みをもう一段くわしくする区分とされます。各デカンに別の天体やサインを割り当てて、より細かく読む流派もあります。デカンという言葉は「10」を意味する語に由来し、もともとは古代エジプトで夜空の星々を10度ごとに区切り、時刻や暦の目安にしていたことにさかのぼる、とても古い分け方でもあります。その後、ヘレニズム期の占星術に取り込まれ、サインを三分する技法として体系化されていきました。「デカネート」「ドレッカナ(インド占星術での呼び名)」など、文化圏によって呼び方や割り当て方が少しずつ異なる点も、この区分のおもしろさのひとつです。
30度を3つに分けるしくみ
ひとつのサインは30度。これを0〜10度、10〜20度、20〜30度の3つに区切ったものが、第1〜第3デカンです。それぞれに意味づけをする代表的なやり方が、同じエレメント(火・地・風・水)の3つのサインを順に当てはめる方法です。たとえば火のサインなら、牡羊座の第1デカンに牡羊座、第2デカンに獅子座、第3デカンに射手座……というように割り当て、その色合いを重ねて読みます。第1デカンはそのサインそのものの性質が素直に出やすく、第2・第3デカンへ進むにつれて、同じエレメント内の別のサインの風味が混ざると考えるわけです。これとは別に、各デカンに天体(カルデア順と呼ばれる土星・木星・火星・太陽・金星・水星・月のならび)を順に割り当てる古典的なやり方もあり、こちらは古代から伝わる流れをくむものです。どちらを採るかは流派によって分かれ、両方を併用する読み手もいます。
サインの読みを一段くわしく
デカンを使うと、同じサインの中の「前半と後半の微妙な違い」が見えてきます。たとえば「同じ獅子座でも、後半デカンの人はどこか落ち着いて見える」といった具合に、サインだけでは見えにくいグラデーションを読み取る手がかりとされます。第2デカンに割り当てられたサインの天体(支配星)を補助的に重ねて、テーマの色合いを描き分ける読み手もいます。もっとも、これは象徴を細かく見るための補助的なものさしであり、性格や運勢を断定するものではありません。デカンの区切りはサインほど大きな違いを生むものではないので、まずはサインやエレメントといった土台をつかんだうえで、味付けとして添えるくらいの気持ちで使うと、読み込みすぎずにすみます。太陽や月など、自分の天体がどのデカンにあるかをまず確かめ、サインの解釈とつき合わせてみるとよいでしょう。用語「サイン」「エレメント」もあわせてどうぞ。自分のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。
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参考文献:本事典のコラム「デカン(10度区分)とは」に準拠 / 標準的な西洋占星術の用語体系
監修:編集部(占星術担当)最終更新 2026-06-16
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