心と感情をつかさどる月
占星術で月は、感情・気分・本能・安心の感覚をつかさどります(→「月」のページ)。理性で「こうありたい」と思う太陽に対し、月は理屈ぬきに「ほっとする」「嫌だ」と反応する、心の素の部分です。リラックスしているとき、疲れているとき、身近な人といるときに顔を出すのが、この月の自分です。
月は、動きがとても速い天体です。約27〜28日で十二星座をぐるりと一周し、ひとつのサインにとどまるのは、わずか2日半ほど。だから、同じ誕生日でも生まれた時間帯によっては月星座が変わることがあり、正確に知るには出生時刻が要ります(→コラム「なぜ出生時刻が大事なのか」)。
太陽星座とのギャップが個性になる
おもしろいのは、太陽星座と月星座が違う質のとき、その人のなかに豊かなふくらみが生まれることです。
たとえば、太陽は社交的で前向きな射手座なのに、月は慎重で守りの強い蟹座。表向きは明るく外へ出ていくのに、心の奥では安心できる居場所をとても大切にする。そんな二面性です。「人からはこう見られるのに、本当の自分はちょっと違う」という感覚の正体は、しばしばこの太陽と月のギャップにあります。月星座を知ると、その“裏の顔”に名前がついて、自分への理解がぐっと深まります(太陽・月・上昇星座のセットについては→コラム「太陽星座だけでは足りない理由」)。
自分を“ごきげん”にする手がかり
月星座を知るいちばんのメリットは、「自分が何で安心し、何で回復するか」が見えてくることです。月は、心のエネルギーを充電する場所を教えてくれます。
月星座は、人との関わりにも顔を出します。あなたが大切な人へ向ける“ケアのしかた”や、逆に「こうしてもらえると安心する」という甘え方も、月があらわすからです。たとえば月が乙女座の人は、細やかに気を配り、役に立つことで愛情を示すかもしれません。パートナーや家族と月星座が違うと、安心のツボがすれ違うこともあります。相手の月星座を知ると、「なぜこの人はこれで安心するのか」が見えて、すれ違いがやわらぎます。
たとえば月が牡牛座なら、おいしいものや心地よい肌ざわりに包まれる時間が回復になりますし、月が水瓶座なら、ひとりで自由に過ごす時間が必要かもしれません。これは「こうしなければならない」という決まりではなく、自分を機嫌よく保つためのヒントです。がんばる自分(太陽)だけでなく、ケアすべき自分(月)に気づけると、毎日はずっと過ごしやすくなります。まずは「無料のホロスコープ作成」で、あなたの月星座を確かめてみてください。