獅子座の性質と身体・ハーブの関係
獅子座は支配星が太陽、元素は火、モダリティは不動宮(フィクスドサイン)です。太陽のエネルギーは温熱・乾燥の性質を持ち、王者の風格や強い生命力、自己表現の力と結びつけられてきました。
身体との対応では、伝統的な占星術医学において獅子座は心臓、背中上部、大動脈、血液循環を担当するとされています。心臓は太陽の象徴でもあり、生命の中枢として特別な位置を占めてきました。
ニコラス・カルペパーは著書「The Complete Herbal」(1653年)の中で、太陽が支配する植物として、強い芳香を持つもの、黄色や金色の花を咲かせるもの、温熱性の強いものを挙げています。心臓や循環器を強化するとされる植物が太陽のカテゴリに分類されており、獅子座のエネルギーとの共鳴が重視されていました。そのため、獅子座に縁の深いハーブは、活力を高め、気持ちを明るく前向きにするとされるものが多い傾向にあります。
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獅子座と縁の深いハーブ
セントジョーンズワートは、カルペパーが太陽の支配下に置いたハーブの代表格です。夏至の頃に鮮やかな黄色い花を咲かせ、その開花時期が太陽の力が最も強い時節と重なることから、古くから「太陽のハーブ」として親しまれてきました。ヨーロッパでは中世以来、心の落ち込みや不安を和らげるとして民間で用いられてきた歴史があります。ただし、現代では医薬品との相互作用が確認されているため、薬を服用中の方は必ず専門家に相談してください。
ローズマリーも、カルペパーの分類では太陽の支配するハーブとされています。地中海沿岸原産のこの常緑ハーブは、力強い芳香と温熱性で知られ、古代ギリシャ・ローマの時代から記憶力の向上や精神の覚醒に役立つとされてきました。料理への利用はもちろん、ハーブティーや浴用ハーブとして、気力を引き出したいときに古くから親しまれてきたハーブです。
サンフラワー(ヒマワリ)は、太陽に向かって花を向けるその姿から、まさに太陽と獅子座を象徴する植物として知られてきました。実際には茎が成長する若い時期に向きが変わる現象ですが、古くから太陽への敬意と生命力の象徴として広く認識されてきました。ヒマワリの種は栄養価の高い食品として利用されており、その黄金色の花は太陽エネルギーの象徴として観賞用にも重宝されています。
エキナセアは北米大陸の先住民族が古くから活用してきたハーブで、免疫系のサポートに役立つとして伝統的に用いられてきました。その紫がかったピンクや橙色の花と力強い生命力から、現代のハーブ占星術では太陽・獅子座との対応を指摘する書物も見られます。エキナセアは特定の自己免疫疾患を持つ方には適さない場合があるとされているため、長期利用の際は専門家への相談をおすすめします。
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獅子座と縁の深いアロマ(精油)
フランキンセンスは、古代エジプトやメソポタミアの神殿で神への捧げ物として焚かれてきた樹脂系の精油です。荘厳な香りと精神を深く落ち着かせる作用から、瞑想や祈りの場で長く用いられてきた歴史があります。太陽の精油として占星術の文脈でも語られることが多く、獅子座の持つ高貴さや自己の中心へ立ち返る力と象徴的に対応するとされています。
スウィートオレンジは、明るく甘く温かみのある香りが太陽のエネルギーをそのまま体現するとされる精油です。柑橘系の中でも特に陽気さや喜びと結びつけられており、気分を前向きにするとされる精油として現代のアロマセラピーでも広く使われています。光を浴びて育つオレンジの木は、獅子座の持つ明るさや表現力と共鳴するとされています。
シナモンは、スパイシーで温熱性の強い香りを持つ精油です。古代から貴重な香料として交易され、王や神殿に捧げられてきた歴史を持ちます。カルペパーの分類でも太陽の支配するスパイスとされており、循環を促し気力を高めるとされてきた伝統があります。ただし、皮膚刺激が強いため原液のまま使用せず、必ず植物油で希釈して使うことが大切です。
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日常への取り入れ方と注意
ハーブティーとして楽しむなら、セントジョーンズワートやローズマリーを温かいお湯に浸して飲むのがシンプルな方法です。朝の気力を高めたいときや、気持ちをリフレッシュしたいときに取り入れてみてください。
アロマディフューザーには、スウィートオレンジやフランキンセンスが使いやすいでしょう。スウィートオレンジは日中の気分転換に、フランキンセンスは夜の瞑想や読書タイムに向いています。シナモンは刺激が強いため、1〜2滴をブレンドに加える程度がおすすめです。
バスタイムには、ローズマリーの葉をひとつかみ木綿の袋に入れて湯船に浮かべたり、精油を少量バスソルトに混ぜて溶かしたりする方法がよく知られています。
アロマロールオンは、ホホバオイルやスイートアーモンドオイルに好みの精油を1〜2%の濃度で希釈してロールオンボトルに入れておくと、手首や鎖骨下に手軽に使えます。
いずれの場合も、妊婦の方・授乳中の方・乳幼児・基礎疾患のある方・薬を服用中の方は、使用前に医師や薬剤師などの専門家に相談することをおすすめします。ハーブや精油は自然由来であっても、身体への作用が皆無というわけではありません。
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