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ハウメア
Haumea・準惑星・ハワイの出産と豊穣の女神
分類
準惑星(太陽系外縁天体/小惑星番号136108)
発見
2003年3月の観測画像をもとにシエラネバダ天文台のオルティス・モレノらが2005年7月に報告、カリフォルニア工科大のブラウンらは2004年5月に撮影した画像から同年12月28日に検出。IAUは公式な発見者を定めず、2008年9月17日に準惑星として命名
神話的由来
ハワイ神話の出産と豊穣の女神ハウメアで、ペレやヒイアカ、ナマカら多くの神々の母とされる
占星術的キーワード
誕生・創造・豊穣・ひとつの源から生まれる多数
この記事の内容: 神話と由来占星術での意味チャートでの読み方関連する星・用語
神話と由来
ハウメアは、ハワイ神話に伝わる出産と豊穣の女神です。島々で古くから信仰されてきた神格で、火山の女神ペレをはじめ、ヒイアカ、ナマカ、カポといった多くの神々の母として語られます。伝承では、ペレをのぞく子は彼女の体のさまざまな部分から生まれたとされ、地の母神パパハーナウモクと同一視する伝えもあります。天文学上のハウメア(小惑星番号136108)は、海王星より外側をめぐる太陽系外縁天体です。2008年9月17日に国際天文学連合(IAU)が準惑星に分類し、あわせてこの女神の名を承認しました。太陽を一周するのに、およそ283〜285年かかるとされます。発見の帰属には経緯があります。スペインのアンダルシア天体物理学研究所(IAA-CSIC)のホセ・ルイス・オルティス・モレノらのチームが、シエラネバダ天文台で撮影した2003年3月の画像をもとに2005年7月に小惑星センターへ報告し、カリフォルニア工科大学のマイケル・ブラウンらのチームは、2004年5月6日に撮影した画像から同年12月28日にこの天体を検出していました。IAUは2008年の発表で公式な発見者を定めず、発見地をシエラネバダ天文台とする一方、名称にはブラウンらの提案を採用しています。分類の整理は準惑星とはにあります。
占星術での意味
ハウメアの物理的な特徴は、占星術の側でも象徴として引かれることがあります。自転がきわめて速く、およそ3.9時間で一回転するため、遠心力に引きのばされ、ラグビーボールのような細長い形をしています。2005年に見つかった二つの衛星は、神話でハウメアの娘とされるヒイアカとナマカの名を持ちます。さらに2017年1月の恒星食の観測から細い環が確認され、太陽系外縁天体で初めて環を持つ天体として報告されました。占星術では、名の由来である出産と豊穣にちなんで、創造や誕生、ひとつの源から多くのものが生まれ出るテーマと結びつけて読む実践者がいます。アラン・クレイとメリッサ・ビリントンの『The Astrology of Haumea: Neptune's Higher Octave』のように、ハウメア単独を扱う書籍も現れました。ただし発見から日が浅く、解釈の蓄積はまだ乏しいままです。占星術家のあいだで共有された定説があるわけではなく、いずれも提案の段階にとどまると受け取るのが実情に近いでしょう。
チャートでの読み方
出生図では、ハウメアのあるサインやハウスを、その人が何を生み出そうとしているかというテーマの置きどころとして眺めます。ただし公転周期がおよそ283〜285年と長いため、サインは世代の単位でしか動きません。個人差を見たいときは、ハウスの位置と、太陽・月やアングルといった個人の骨格をなす配置との重なりに絞ることになります。オーブは狭く取り、合や強い角度に限って拾う。これが小惑星や外縁の天体を扱うときの一般的な慣習です。太陽や月のような強さでは働かないと考えられており、単独で結論を出すための材料にはなりません。あくまで10天体で組み上げた読みに、細やかな陰影を添える補助として置きます。吉凶を判じるものでもありません。まずは無料のホロスコープ作成で土台のチャートを開き、そのうえで重ねてみてください。
関連する星・用語
ハウメアは、同じ2000年代に見つかった外縁のエリスセドナマケマケと並べて学ぶと、位置づけがつかみやすくなります。用語としての輪郭はハウメアとはにまとめてあります。小惑星や感受点をどこまで読みに入れるかは流派によって分かれるところで、その見取り図は小惑星・感受点を採用する流派、しない流派に、読み方の基本は小惑星を読むにあります。
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関連する用語・コラム
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参考文献:英語版Wikipedia「Haumea」 https://en.wikipedia.org/wiki/Haumea (小惑星番号136108・2008年9月17日のIAUによる準惑星分類と命名・発見の帰属をめぐる経緯・自転周期約3.915時間・細長い三軸楕円体・衛星ヒイアカ(2005年1月26日)とナマカ(2005年。発見日は情報源により異なる)・2017年1月21日の恒星食による環の検出) / NASA Science「Haumea」 https://science.nasa.gov/dwarf-planets/haumea/ (公転周期およそ285年・自転の速さと形状・二つの衛星・2017年の環の発見・IAUが公式な発見者を定めず発見地をシエラネバダ天文台としている点) / 英語版Wikipedia「Haumea (mythology)」 https://en.wikipedia.org/wiki/Haumea_(mythology) (ハワイ神話の出産と豊穣の女神・ペレ、ヒイアカ、ナマカ、カポらの母・ペレ以外の子が体の各部から生まれたという伝承・パパハーナウモクとの同一視) / Instituto de Astrofísica de Andalucía(CSIC)プレスリリース https://archive.iaa.csic.es/en/news/haumea-most-peculiar-pluto-companions-has-ring-around-it (2017年1月21日の恒星食観測、Nature 掲載論文「The size, shape, density and ring of the dwarf planet Haumea from a stellar occultation」、太陽系外縁天体で初の環) / Alan Clay & Melissa Billington『The Astrology of Haumea: Neptune's Higher Octave』(Dwarf Planet University、ISBN 9780645803303) / 本事典の用語「ハウメア」「準惑星」に準拠
監修:編集部(占星術担当)最終更新 2026-09-05
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