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天秤座10度のサビアンシンボル
「危険な水域を抜けて安全な岸へ近づいていく一艘のカヌー」
度数
天秤座 第10度
シンボル
危険な水域を抜けて安全な岸へ近づいていく一艘のカヌー
キーワード
荒瀬を漕ぎ抜く均衡の操舵術
この記事の内容: シンボルの情景度数が示すものこの度数を持つ人へ
シンボルの情景
渦巻く急流のなか、小さなカヌーが櫂をさばきながら、向こうに見える穏やかな岸へと近づいていきます。荒れる水は予測しにくい状況や対人関係の摩擦を、安全な岸はそこを抜けた先にある落ち着きを表しているように読めます。注目すべきは、力でねじ伏せるのではなく、流れを読み、左右の重心を取りながら進む点です。天秤座が担う調和や均衡の主題がここに重なり、揺れる状況のただ中で平衡を保ち続ける技量が象られています。漕ぎ手は危険から逃げるのでも無謀に突っ込むのでもなく、危うさを引き受けたうえで、的確な舵取りによって関係や場を着地点へ導こうとする姿勢を静かに描き出しています。
度数が示すもの
この度数は、不安定で予断を許さない状況のなかでこそ、平衡感覚と実地の技量を発揮する気質を帯びるとされます。混乱や対立の渦中にあっても全体の重心を捉え、適切な間合いと舵取りで場を安全な方向へ運ぶ落ち着きが宿りやすいと言われます。経験を通して磨かれた手際が、天秤座らしい調整力や仲裁の感覚として表れる傾向も語られます。一方で影の面としては、危うさそのものに惹かれて必要のない冒険を選んだり、緊張を漕ぎ続けるあまり休む間を失ったりすることがあるともされます。安全な岸が見えたあとに力を抜けるかどうかも、この度数に潜む課題として浮かびます。
この度数を持つ人へ
太陽や月、アセンダントなどがこの度数の近くにある方は、状況が荒れているときほど冷静になり、全体の均衡を見て舵を取る落ち着きを備えやすいと言われます。それは関係の橋渡しや難局の収拾で頼られる資質となりうる一方、緊張の連続に身を置きすぎて消耗することもあるとされます。向き合い方としては、危機を乗り切る力を認めつつ、岸に着いたら櫂を置いて休む区切りを意識すると、持ち味が長く活きやすいでしょう。ご自身の星の配置をより具体的に確かめたい方は、無料のホロスコープ作成から、この度数がどう働くかを眺めてみてはいかがでしょうか。
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参考文献:原典シンボルの特定根拠: Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』に基づくLibra 10度の英語原典「A canoe approaching safety through dangerous waters」(キーワード: COMPETENCY)を、Sabian Calculator(sabian-calculator.com/symbols/Libra/10)およびBlain Bovee/Lynda Hill系(sabiansymbols.com)の複数のサビアン資料で照合・確認 / 本事典コラム「サビアンシンボルとは」(度数別シンボルの成立と読み方の解説) / ※本ページの解釈文(情景・意味・この度数を持つ人へ)は当事典オリジナルであり、特定著者の解説の翻訳・近接パラフレーズではありません
監修:編集部(占星術担当)最終更新 2026-06-15
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