シンボルの情景
激しい嵐が過ぎ去った直後、引き裂かれた雲のあいだから、洗い清められた大気のなかへ輝かしい陽光が一気に降りそそぐ情景です。葉先のしずくや濡れた草が陽を受けてまばゆく照り返します。嵐は混乱や試練、心をかき乱す出来事を表すと読み解けます。その荒々しい雨風は、滞っていたものや澱んだ空気を一掃し、あとに澄みきった世界を残します。差しこむ陽は、生命力の回復と、再び世界を照らし出す存在の輝きを象徴すると考えられます。獅子座は内なる光を外へ放ち、誇りをもって己を表現するサインです。その十六度では、揺さぶられた末に陽が戻るという対比のなかで、何があっても自分を立て直し、晴れやかに輝き直す力が描かれます。
度数が示すもの
この度数は、混乱や打撃を経たあとにこそ、人は澄んだ視界と新たな活力を取り戻すという主題を帯びるとされます。回復する弾力が核にあり、嵐を恐れず通り抜けて晴れ間を見いだす姿勢として現れるとされます。光の面では、困難を糧に自分を更新し、雨上がりの陽だまりのように周囲へも安堵と明るさを広げる働きとして表れると言われます。影の面では、小さな波風にいちいち心を乱して消耗したり、嵐が過ぎた喜びに浸るあまり次の備えを忘れたりする傾きも伝えられます。当事典はこれを吉凶の断定ではなく、何度揺さぶられても陽光を見つけ直せるかを問う気質の傾きとして読みます。崩れたあとに立ち上がる、その繰り返しのなかに持ち味が宿るのです。
この度数を持つ人へ
太陽や月、アセンダントなどがこの度数の近くにある方は、苦境のあとにこそ視界が晴れ、改めて自分の輝きを取り戻す回復力を持ちやすいかもしれません。試練を抜けて再び明るくなる強さが持ち味となりやすい一方、些細な動揺に振り回されて気を消耗しやすいとも言われます。落ちこんだ日は無理に晴らそうとせず、嵐は必ず過ぎ去ると信じて待ち、雲が切れた瞬間の小さな光を見逃さず受け取ることが、輝きを保つ助けになるでしょう。回復した自分を一度ねぎらうのも、次の晴れ間を信じる支えになります。これは傾向を象徴的に示すもので、結果を約束するものではありません。自分の天体がどの度数にあるかは、無料のホロスコープ作成で確かめられます。