シンボルの情景
狩りの対象とされる野鳥たちが、自分の羽を抜いて巣の内側に敷きつめ、やわらかな寝床をこしらえている情景です。やがて生まれてくる雛のために、外敵に追われる身でありながらも、まず住まいの内側をあたためようとしています。ここで抜かれる羽毛は、わが身を削って次の生命へそそぐ養育の心を、巣は守られるべき家庭そのものを象徴すると読み解けます。感情と家庭、養育と帰属を司る蟹座の度数にあたり、外の世界の危うさを承知のうえで、それでも内側に安心の場をつくろうとする本能が描かれています。来るべきものを迎える前に、まず居場所をやわらかくととのえておく。その準備の営みが、この情景の核にあるとされます。
度数が示すもの
この度数は、誰かを迎える前にまず環境をととのえ、安心して身を寄せられる土台を整えようとする質を帯びるとされます。光として働くときは、家族や仲間を細やかに気づかい、居心地のよい場を自然につくり出す養育の才や、来たるべき変化への用意周到さとしてあらわれるといわれます。一方で影として現れるときは、自分を削ってまで尽くしすぎて消耗したり、巣の内側を整えることに気を取られて外への一歩が遅れる面も指摘されます。守りたい気持ちが過保護や囲い込みに傾く場合もあるとされます。注ぐ先と退く線を見定めるとき、この度数の温かさは生きやすいとされます。
この度数を持つ人へ
太陽や月、アセンダントなどがこの度数の近くにある方は、大切な人を迎える前にまわりをととのえずにいられない、世話好きで備えのよい資質を持ちやすいとされます。自分の居場所や家庭を心地よく整えることに喜びを見いだしやすいようです。向き合い方としては、誰かのために尽くす前に自分の羽もいくらか残しておくこと、内側を整えたら外の風にも当たってみることが支えになるでしょう。安心の場をつくる力は、あなた自身が安らげてこそ生きるようです。もちろん効果を保証するものではありませんが、この象徴がご自身のチャートのどこに置かれているかは、まず無料のホロスコープ作成で確かめてみてください。