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ジャイミニ占星術とは
聖者ジャイミニに帰せられる独特の体系
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ジャイミニ占星術とは
ジャイミニ占星術は、古代の聖者ジャイミニに帰せられる、インド占星術の一体系です。もっとも一般的な「パラーシャラ系」とは別の角度からチャートを読むのが特徴で、両者は対立するものではなく、補い合う関係にあります。同じインド占星術のなかに複数の読み筋が並び立ち、互いを補強しているのは、ジョーティシュの奥行きを示すところです。
独特の技法
ジャイミニ系は、独自の技法を数多く用います。代表が、惑星ではなく星座どうしのあいだに働くアスペクト「ラーシ・ドリシュティ(星座の視線)」です。また、惑星を度数の進んだ順に並べて役割を割り当てる「チャラ・カラカ(可変の表示星)」があり、その筆頭が魂をあらわすアートマカラカにあたります。さらに、星座から一定の規則で導く特殊な点「パダ(アルーダ)」や、星座を単位に時期を読む「チャラ・ダシャー」など、パラーシャラ系とは手ざわりの異なる道具立てが特徴です。
二種類のカラカを重ねる
ジャイミニ系の入口になるのがチャラ・カラカです。各惑星がサインのなかでどこまで進んでいるかだけを比べ、もっとも進んだ惑星を魂の表示星とする選び方で、探し方と読み方は用語アートマカラカにまとめています。ふつうの読みのようにサインの違いを先に見ない点が、パラーシャラ系とは手ざわりの違うところです。 カラカ(表示星)には二つの種類があります。太陽は父や権威、月は母や心というように、だれのチャートでも共通の固定した割り当てを、生来の表示星といいます。これに対してチャラ・カラカは、チャートごとに顔ぶれが変わる、人に固有の表示星です。たとえば土星は、生来の表示星としては苦労や寿命を受け持ちますが、度数がいちばん進んでいるチャートでは、魂のテーマを担う役も重なります。固定の役割とその人ごとの役割を重ねることで、同じ惑星を別の角度から眺められます。カラカの用語ページには、固定の割り当てがまとめてあります。 ラーシ・ドリシュティも、読み筋を変える道具です。ドリシュティは、角度ではなく「何番目を見るか」という数え方で影響の向き先をたどる、インド式のアスペクトです。そのなかで、惑星が放つ視線とは別に、星座どうしの視線を扱うのが、このラーシ・ドリシュティです。 ジャイミニ系の技法を試すときは、まずアートマカラカを一つ見つけ、そのサインとハウスを確かめるところから始めると、全体の見通しが立てやすくなります。ラーシ・ドリシュティやチャラ・ダシャーは星座を単位にする道具なので、惑星の度数よりも、どのサインに何が入っているかという配置を先に頭に入れておくと、読み進めやすくなります。
パラーシャラ系との関係
インド占星術には、広く使われるパラーシャラ系と、このジャイミニ系という二つの大きな流れがあり、多くの占星術家は両方を併用します。同じチャートでも、切り口を変えると別の景色が見えてくる。ジャイミニ系は、そんな占星術の奥深さを感じさせる体系です。ジャイミニ系の星座は、インド占星術が用いるラーシ、つまり恒星を基準にしたサインで数えるので、西洋式のチャートの感覚のまま読むとずれることがあります。魂の表示星については用語「アートマカラカ」もあわせてどうぞ。
くわしく知る
アートマカラカとは(用語)→ ジョーティシュとは(用語)→
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参考文献:インド占星術(ジャイミニ系)の標準的解説(ラーシ・ドリシュティ、チャラ・カラカ、パダ) / 本事典の用語「アートマカラカ」「ジョーティシュ」に準拠
監修:編集部(占星術担当)最終更新 2026-10-05
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