トランジット天王星 セクスタイル ネイタルアセンダント
いまの天王星が出生時のアセンダントにセクスタイルを取るとき
この時期に高まるエネルギー
トランジット天王星がネイタルのアセンダント(ASC)にセクスタイル(60°)を結ぶ時期は、自分の出し方や人前での振る舞いに、新しい工夫を取り入れやすい期間とされます。ASCは第一印象、体、人前での振る舞い、新しいことを始めるときの姿勢をあらわし、天王星は独自性、変化、いつもと違う自分の見せ方をあらわします。合の時期のように外見や在り方が一気に変わるのではなく、少し試してみたくなる程度の穏やかな刺激として届きやすいと読まれます。ASCは外から見える自分の入り口にあたるので、天王星の働きも、内面の気づきより先に、立ち居振る舞いや話しぶりの変化として表に出やすくなります。
変化は、髪型や服の趣味、話し方の速さなど、周りからも見えやすいところに小さく現れます。自分では気づかなくても、友人から「最近雰囲気が変わった」と言われて気づく形になる人もいます。機会として働くのは、自分から一つ試したときで、いつもの装いと話し方のまま過ごすと、静かな時期として流れていきます。変えたことで、これまで話しかけにくいと思われていた人が声をかけられやすくなる、といった小さな反応が返ってくることもあります。
ASCは出生時刻が分かっている場合にだけ使える点です。時刻が数分ずれると度数が1°前後動き、天王星の歩みはゆっくりなので、通過の時期が数か月単位でずれて読めることがあります。時刻に自信がない場合は、時期を幅をもって眺めてください。天王星は約84年で一周し、ASCへのセクスタイルは一生で1〜2回ほど、1回の通過は1〜2年に及びます。
起こりやすい出来事・テーマ
見た目の分野では、身だしなみの小さな更新が目立ちます。髪型や眼鏡を変える、普段選ばない色の服を着てみる、持ち物を新しいものに入れ替える、といった動きです。大がかりな変身ではなく、鏡を見たときに「少し新鮮」と感じる程度の変化として表れます。周りの反応も穏やかで、褒められることもあれば、気づかれないこともあります。美容院で普段とは違う提案を受け入れてみる、買い物の場で試着の機会を増やしてみる、といった軽い冒険が入口になりやすいようです。
初対面の場面での出方も、動きやすくなります。自己紹介の最初の一言を変えてみる、いつもより少しゆっくり話してみる、沈黙を怖がらずに間をとってみる、といった小さな試みが、相手に与える印象を変えます。新しい集まりに一人で顔を出す、これまで避けていた場に参加するなど、自分の最初の一歩を軽くするような機会も届きます。新しい出方を試す場として、利害の薄い趣味の集まりや初対面の人が多い場は、失敗しても気楽で向いています。
体の動かし方や姿勢にも、新しい発見があります。新しい運動や体の使い方を取り入れてみる、長年の姿勢の癖に気づいて整えてみる、といった形です。変えすぎて周りが戸惑うこともあるので、「らしくない」と言われたときは、変化の速度を落として様子を見るのが無難です。長く着ていた服や、使い慣れた仕草を手放す踏ん切りがつく時期でもあります。
このエネルギーの活かし方
変えるのは一つに絞り、期間を決めて試すのが合っています。一か月だけ髪型を変えてみる、二週間だけ新しい話し方を意識する、といった短い試しなら、気に入らなければ元に戻せます。家族や親しい人には、変えてみたことを先に軽く話しておくと、周りの驚きが穏やかに収まります。ASCは自分の出し方そのものなので、複数を同時に変えると、自分でも居心地が悪くなりやすいからです。
試した結果は、写真に残して見比べると、自分では分かりにくい変化を客観的に確かめられます。変える前と後で、表情や姿勢がどう違うかを見ると、天王星の新しさが自分に合うかどうかが見えてきます。合うものは残し、合わないものは返す、という選別が、この時期の実りになります。表情が硬いと感じたら、笑顔の癖や目線の置き方を少し意識するだけでも、第一印象の感じ方は変わります。
新しい環境に入るときは、最初の挨拶を事前に一つ決めておくと、天王星の気まぐれさが緊張に変わりにくくなります。数回に分けて少しずつ新しい出し方を試し、自分にしっくりくる形を探していく姿勢が合っています。うまくいかなかった試しも、自分の出し方の輪郭を知る材料として、そのまま受け取ってかまいません。
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参考文献: Robert Hand, 'Planets in Transit: Life Cycles for Living' (Whitford Press, 1976) / Howard Sasportas, 'The Gods of Change' (Penguin/Arkana, 1989) / Bernadette Brady, 'Predictive Astrology: The Eagle and the Lark' (Weiser, 1999)