マンデーン占星術とは
マンデーン占星術は、個人ではなく、国家・社会・世界全体の動きを読む占星術の分野です。「マンデーン」は「世界の・世俗の」を意味します。春分の瞬間の図(春分図)や、日食・月食の図、木星と土星のような惑星どうしの大きな会合などを用いて、時代の流れや社会の節目を読み解こうとします。一人ひとりの人生ではなく、その人たちが生きる「時代」そのものを対象にする点が、出生占星術との大きな違いです。
どんな図を用いるか
マンデーン占星術には、いくつかの代表的な道具があります。ひとつは、太陽が牡羊座0度に入る瞬間に立てる「春分図(イングレス図)」で、その一年の社会の傾向を読む基準とされます。もうひとつは日食・月食の図で、食が起きた場所や星座から、影響の及ぶ地域やテーマを考えます。さらに、木星と土星が約20年ごとに重なる「グレートコンジャンクション」や、動きの遅い外惑星どうしの会合は、より長い時代の転換点を示すものとして注目されます。
歴史と現代の位置づけ
マンデーン占星術は、占星術のなかでもっとも古い用途のひとつです。古代バビロニアでは、天の異変を王や国の行く末を告げる前ぶれとして読みました。やがて天候や災害、経済の動きを扱う流れも生まれ、金融占星術もこの分野の一部とされます。近代以降も、外惑星のサイクルから時代の波を論じる研究が続けられてきました。ただしこれは社会の大きな周期を象徴的に考える試みであり、特定の出来事を断定・予言するものではありません。個人のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。