ホーム事典用語集 > 医療占星術とは
医療占星術とは
心身の傾向を象徴的に読む伝統的な分野
分類
用語
医療占星術とは
医療占星術は、星座や天体を体の部位・体質と結びつけて、心身の傾向を象徴的に読む、占星術の伝統的な分野です。古くは、牡羊座が頭、牡牛座が首、双子座が腕や肺……というように、十二星座を頭から足の先へと順に体の部位へ対応させました。これを「メロテシア(黄道人体図)」と呼びます。さらに、太陽や月、火星といった天体にもそれぞれ体の働きや器官を割り当て、四つの体液(血液・粘液・黄胆汁・黒胆汁の四体液説)と組み合わせて、その人の体質や不調の出やすい傾向を考えました。
歴史的な背景
かつて占星術と医学は、いまよりずっと近い関係にありました。中世からルネサンスにかけてのヨーロッパでは、医療占星術は大学でも教えられる学問のひとつで、医師が患者の出生図や、病が始まった時刻の図(発病図=デキュンビチャー)を立て、その配置を見立ての参考にすることもありました。17世紀イングランドの医師で薬草家でもあった占星術家「ニコラス・カルペパー」は、薬草の一つひとつに支配星(天体との対応)を割り当て、星と植物と体の不調を結びつけた実践を、あえて平易な英語で庶民に開いたことで知られます。やがて近代医学が発展するにつれ、医療占星術は医学の現場からは離れていきましたが、占星術と医学が一体だった時代の世界観を今に伝える分野として残っています。
現代での位置づけと注意
現代では、医療占星術はあくまで象徴や歴史としての体系であり、病気の診断や治療に代わるものではありません。星座や天体と体の対応はあくまで古い時代の象徴的な見立てであって、医学的な根拠を示すものではない点に注意が必要です。体調に不安があるときは、自己判断にたよらず、必ず医療の専門家に相談してください。そのうえで占星術は、自分の心身の傾向や、無理をしがちな部分を見つめ直す手がかりとして、暮らしのなかに取り入れる価値があります。自分のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。
くわしく知る
トリプリシティ(三区分)とは(用語) 四気質(四体液)とは(用語)
用語集
用語集の一覧へ
参考文献:古典占星術の分野(医療占星術)の歴史的解説(メロテシア・四体液説・発病図) / 占星術家「ニコラス・カルペパー」の薬草医学に準拠 / 本事典の用語「トリプリシティ(三区分)」「四気質(四体液)」に準拠
監修:編集部(占星術担当)最終更新 2026-06-16
あなたのチャートを無料で作成して、用語を実際に確かめる
ホロスコープを無料作成