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トリプリシティ(三分性)とは
同じエレメントの3サイン
分類
用語
トリプリシティ(三分性)とは
トリプリシティ(三分性)は、同じエレメント(元素)を共有する3つのサインのまとまりのことです。火(牡羊・獅子・射手)、地(牡牛・乙女・山羊)、風(双子・天秤・水瓶)、水(蟹・蠍・魚)の、4つの三角形と考えると分かりやすいでしょう。古典占星術では、この4つの三分性それぞれに支配星を割り当て、天体がどれくらい力を発揮できるかを判断する材料にしました。
昼と夜で支配星が変わる
三分性の大きな特徴は、昼生まれか夜生まれかで支配星を使い分ける点にあるとされます。古典では、ひとつのエレメントに「昼の支配星」「夜の支配星」(流派によってはさらに補佐役の星)を割り当て、太陽が地平線の上にあるチャートでは昼の星を、下にあるチャートでは夜の星を重く見ました。たとえば火の三分性なら太陽と木星、というように、エレメントごとに昼夜の組み合わせが決まっています。これは、同じ星でも昼夜の場面で働きが変わると考えた、古典らしい繊細な発想です。
ディグニティのひとつとして読む
三分性は、品位(ディグニティ)を測るものさしのひとつとして使われます。サインの支配星(ルーラー)やエグザルテーションほど強くはありませんが、その天体が「居心地のよさ」をいくらか得ている目安とされます。また、同じ三分性のサインどうしは120度(トライン)で結ばれ、たがいに響き合う相性のよい関係です。これらはあくまで象徴的な読みで、出来事を断定するものではありません。 古典のエッセンシャル・ディグニティは五つあり、支配、高揚、三分性、ターム、フェイスが並びます。いくつ当てはまるかで天体の働きやすさを判定する見方もありました。三分性はその三番目にあたり、サイン全体を支配する天体や高揚の天体に比べると控えめな、元素を単位にした品位です。五つのどれも持たない天体は、よりどころを持たない旅人にたとえてペレグリンと呼ばれ、三分性は、そのペレグリンかどうかを見極める手がかりのひとつにもなります。 現代の西洋占星術では、支配と高揚は残ったものの、三分性やタームやフェイスはあまり使われなくなりました。それでも、ヘレニズム期や中世の技法を学ぶときには避けて通れない考え方です。技法ごとの違いはヘレニズム・中世・現代の技法の対応表にまとめられています。
自分のチャートで確かめる手順
手順は、まず出生時の太陽が地平線の上にあったか、下にあったかを確かめ、昼のチャートか夜のチャートかを決めることから始まります。昼夜の判定はセクトの用語集にまとまっています。次に、見たい天体がどのサインにあるかを調べ、そのサインがどの元素に属するかを確かめます。そして、その元素の三分性で、昼の支配星と夜の支配星のどちらが今回のチャートに合う側かを見ます。 たとえば火のサインにある天体なら、昼のチャートでは火の三分性の昼の支配星に、夜のチャートでは夜の支配星にあたるかを見ます。当てはまれば、その天体は三分性でいくらかの居心地のよさを得ている、と読みます。さらに、同じ天体が支配や高揚の位置にもあるかを重ねると、ディグニティ全体の見通しが立ちます。品位の全体像はコラム「ディグニティ(品位)とは」に、エレメントの基本はコラム「四元素(火・地・風・水)とは」にあります。
くわしく知る
四元素(火・地・風・水)とは(コラム)→ ディグニティ(品位)(コラム)→
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参考文献:本事典のコラム「四元素(火・地・風・水)とは」「ディグニティ(品位)とは」に準拠 / 三分性は同一エレメントの3サイン。古典では昼夜の支配星を割り当てる
監修:編集部(占星術担当)最終更新 2026-10-05
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