黄経(こうけい)とは
黄経(こうけい)は、黄道(太陽の通り道)にそって、ぐるりと一周360度を測った「横方向」の座標です。天体が「どのサインの何度にあるか」は、すべてこの黄経であらわされます。たとえば「火星が牡羊座の15度」というのは、黄経でいう位置のこと。サインもアスペクトも、この黄経をもとに決まるため、占星術でいちばん基本になる座標です。私たちがふだん「何座」と言うのも、この黄経で決まっています。
360度をぐるりと測るしくみ
黄経は、春分点を出発点(0度)として、黄道にそって反時計回りに測ります。一周360度を12等分すると、ひとつのサインがちょうど30度。0〜30度が牡羊座、30〜60度が牡牛座……と続き、330〜360度が魚座にあたります。つまり「牡羊座の15度」は黄経でいえば15度、「牡牛座の15度」は45度、というように、サイン名+度数と通し番号の360度は、たがいに言いかえられる関係です。占星術でよく使うトロピカル(季節)方式では、この0度を毎年の春分にそろえるため、星座の実際の位置とは少しずつずれていきます。天体がこの輪のどこにいるかが、ホロスコープの土台になります。
横の座標と縦の座標
黄経が「横」の座標なら、これと直角に、天の赤道からの南北のずれを測るのが「赤緯」、つまり「縦」の座標です。ふだんの占星術はほとんど黄経だけで読みますが、二つの天体が同じ赤緯にそろう「パラレル」のように、赤緯を補助的に見る技法もあります。横(黄経)でサインやアスペクトを、縦(赤緯)で南北の重なりを。と役割を分けて考えると、星の位置の全体像がつかみやすくなります。用語「黄道」「赤緯(デクリネーション)」もあわせてどうぞ。自分の天体の黄経(サインと度数)は、「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。