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赤緯(デクリネーション)とは
天の赤道からの南北の角度
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赤緯(デクリネーション)とは
赤緯(せきい、デクリネーション)は、天体が天の赤道から、どれだけ南北に離れているかをあらわす角度のことです。私たちがふだん使うサインやアスペクトは、黄道にそった「横方向(黄経)」の座標ですが、赤緯はそれとは別に、天の赤道を基準にした「縦方向」の座標。太陽は一年のあいだ、最大でおよそ23度半まで南北に振れ、これが季節(夏至・冬至)を生み出すとされます。地図にたとえると、黄経が「経度」にあたる横の位置だとすれば、赤緯は「緯度」にあたる縦の位置です。同じ星でも、横の位置だけを見るホロスコープでは見えにくい関係が、この縦の座標を重ねることで浮かび上がることがあります。占星術では、黄経のアスペクトを補う第二の物差しとして、古くから一部の占星術家が注目してきた指標です。
天の赤道を基準にした縦の座標
赤緯は、地球の赤道を空までそのまま延ばした「天の赤道」を0度として、そこから北へ何度、南へ何度、という形ではかります。北側がプラス、南側がマイナスです。太陽はこの天の赤道の上を一年かけて行き来し、いちばん北に上がった日が夏至、いちばん南に下がった日が冬至にあたります。その振れ幅の上限が、およそ23度半。地球の地軸が公転面に対して約23.4度傾いているために生まれる角度で、季節や昼夜の長さの変化のもとになっています。月や惑星にもそれぞれ赤緯があり、出生図を立てるときには、黄経とあわせてこの南北方向の位置も計算されています。たとえば、サイン上では遠く離れて見える二つの星が、赤緯ではほぼ同じ高さに並んでいる、ということも起こります。横の座標だけでは気づけないこうした重なりを拾えるのが、赤緯という縦の座標の役割だといえます。
パラレルとアウト・オブ・バウンズ
二つの天体の赤緯が、北どうし・南どうしでほぼ同じ高さにそろうと「パラレル」と呼ばれ、合(コンジャンクション)に似た働きをするとされます。反対に、片方が北・片方が南で、赤道からの距離がほぼ等しい場合は「コントラパラレル」と読まれ、こちらは衝(オポジション)に近い性質をもつと解釈されます。また、ある天体の赤緯が太陽の最大値(約23度半)の枠を超えて南北に振れることを「アウト・オブ・バウンズ」と呼び、これも赤緯の考え方から生まれた見方です。月・水星・金星・火星などは、ときにこの枠を超えて振れることが知られています。いずれも黄経のアスペクトを補う手がかりとして添えられるもので、解釈の一つの材料にすぎず、出来事を断定するものではありません。用語「アウト・オブ・バウンズ」やコラム「占星術と天文学」もあわせてどうぞ。自分のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。
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アウト・オブ・バウンズとは 占星術と天文学(コラム)
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参考文献:赤緯は天の赤道からの南北の角度。太陽は最大約23度半(夏至・冬至)。赤緯が同程度の関係をパラレルと呼ぶ(天文・占星術の標準) / 本事典の用語「アウト・オブ・バウンズ」、コラム「占星術と天文学」に準拠
監修:編集部(占星術担当)最終更新 2026-06-16
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