ケートゥ(南の交点)とは
ケートゥは、インド占星術(ジョーティシュ)における月の降交点で、西洋占星術のドラゴンテイル(サウスノード)にあたる点です。ラーフのちょうど正反対にある「影の惑星」で、実体はありませんが、九曜(グラハ=惑星にあたる存在)の一つとして重んじられます。ラーフとケートゥは常に向かい合わせにあり、二つでひと続きの軸を作り、人生の方向性を読む手がかりとされます。
ラーフと一対をなす影の点
ケートゥは、月が描く道(白道)と太陽が描く道(黄道)が交わる二つの点のうち、月が北から南へ抜けるほうの点です。だから実際の天体ではなく、計算で求められる数学上の点(影の惑星)とされます。神話では、不死の霊薬をめぐって首を切られた魔神の胴体(尾)にあたるとされ、欲しがり広げていくラーフに対し、ケートゥは手放し・過去から持ち越した蓄積・精神性や解脱(ものごとから離れる境地)のテーマをあらわすと読まれます。欲のラーフと、手放しのケートゥ。この対比を一対として眺めるのが伝統的な読み方です。
二つの交点を軸にして読む
ケートゥは単独ではなく、いつもラーフと一対にして読まれます。ラーフが「これから求め広げていく方向」、ケートゥが「すでに身につけ、手放していく方向」を示すとされ、二つを結ぶ線が、何を求め何を手放す人生かを映す軸になると考えられます。同じ二点を、西洋占星術ではドラゴンヘッド(ノースノード)とドラゴンテイル(サウスノード)として、別の角度から読みます。あくまで象徴的な読みであり、特定の出来事を断定するものではありません。用語「ラーフ」「ドラゴンテイル(サウスノード)」もあわせてどうぞ。自分のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。