ドラゴンテイル(サウスノード)とは
ドラゴンテイル(サウスノード、月の南の交点)は、月のノード。月の通り道と太陽の通り道(黄道)が交わる二つの点のうち、南側の点です。星のような実体ではなく、計算で求める数学上の点です。ドラゴンヘッド(北の交点)のちょうど正反対、いつも向かい合わせに位置します。占星術では「すでに慣れ親しんだ資質や、手放していくテーマ、過去から持ち越したもの」をあらわすとされます。記号は☋で、ヘッドの記号☊を上下にひっくり返した形をしています。月が黄道を北から南へ横切る点が南の交点(降交点)にあたり、ここから先、月は黄道の南側を進んでいきます。ノードは黄道上をゆっくり後ろ向き(逆行方向)に移動し、おおよそ18.6年で天空を一周します。そのため出生図のサウスノードの位置は、生まれた時期によって少しずつずれていきます。
二つの交点が向かい合う軸
月のノードは、月と太陽の通り道が交わるところに生まれる点で、北側がヘッド、南側がテイルです。二つは必ず180度、真向かいに並び、ひとつの「軸」をなします。サウスノードがあるサインやハウスは、生まれつき身についた、手の届きやすい場所と読まれます。たとえばサウスノードが双子座なら、情報を広く集める器用さはすでに持ち味で、そこに頼りすぎず外へ踏み出すことがテーマ、という具合です。なじんだ資質ゆえに、楽な反面、そこに安住しやすい。そんな両面をあわせ持つ点とされます。ノードの位置には二つの取り方があり、平均的な動きで求める「ミーンノード(平均交点)」と、月の細かな揺れまで反映した「トゥルーノード(真の交点)」があります。どちらを使うかで度数がわずかに変わるため、出生図を見るときはどちらの計算かを意識しておくと混乱が少なくなります。サインだけでなく、サウスノードがどのハウスに入るか、ほかの天体とどんな角度(アスペクト)を結ぶかも、読み解きの手がかりになります。
ヘッドと対にして読む
サウスノード(手放す方向)とドラゴンヘッド(伸ばす方向)は、つねにセットで読まれます。慣れた場所にとどまるのか、向かいの新しい方向へ踏み出すのか。その引っぱり合いを示すのがノードの軸です。テイルだけを切り離して善し悪しを語るのではなく、両端をてんびんにかけ、いまどちらへ重心を移すときかを慎重に見ていきます。サウスノードは「捨てるべき悪いもの」ではなく、すでに使いこなせる強みでもあります。困ったときに自然と立ち戻れる拠り所として活かしつつ、そこだけに偏らないように、という向き合い方が一般的です。流派によって重きの置き方は異なり、ヘッドの方向を成長の課題として強調する見方もあれば、テイルの資質を土台として尊重する見方もあります。これはあくまで象徴的な読みであり、特定の出来事を断定するものではありません。鑑定技法「月のノード(ヘッド/テイル)」、用語「ドラゴンヘッド」もあわせてどうぞ。自分のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。