コントラパラレルは、二つの天体の赤緯(天の赤道からの南北のずれ)がほぼ等しく、しかも反対側(一方が北、もう一方が南)にある状態を指すアスペクトです。同じく赤緯で測る「パラレル」が合(コンジャンクション)に似た働きをするのに対し、コントラパラレルは向きが逆のため、衝(オポジション)に似て、二つの天体が引っぱり合う・対立的に響く、とされます。
ふだん使うアスペクト(合・衝・トラインなど)は、黄道に沿った角度=黄経で測ります。これに対しパラレルとコントラパラレルは、天体の南北の高さ=赤緯で測る、別系統のアスペクトです。同じ側で赤緯がそろえば「パラレル(合に似る)」、反対側でそろえば「コントラパラレル(衝に似る)」と、ちょうど一対をなします。赤緯で見るため、黄経の角度だけを眺めていると見落としてしまう「隠れたつながり」を示すことがあるのが特徴です。許容範囲(オーブ)は1度ほどと狭く、ぴったり合うときだけ取ります。
実際に見つけるときは、まず占星術ソフトで赤緯の一覧を表示します。円形図のアスペクト線には描かれないため、ソフトによっては赤緯の表を別に開く必要があります。北をプラス、南をマイナスとして値を書き写し、1度ほど以内に近づいていて、しかも符号が逆の組を探します。符号が同じならパラレル、違えばコントラパラレルなので、符号の取り違えがいちばんの注意点です。
読む順序は、黄経のアスペクトをひととおり読み終えてから、赤緯を重ねる形が穏当とされます。コントラパラレルは
衝(オポジション)に準じて引っぱり合う関係として読まれますが、赤緯は主役を交代させる道具ではなく、すでに描いた図に別の光を当てる道具です。黄経で何の角度も結んでいない二天体が、赤緯で反対側にそろっていれば、表からは見えにくい緊張が背後にある、と読まれることがあります。反対に、黄経ですでに衝を結んでいる二天体が赤緯でもそろっていれば、その引っぱり合いはいっそう強められる、と解釈されます。
月の赤緯は動きが速く、生まれた日のうちでも値が変わります。出生時刻があいまいなチャートでは、月がからむコントラパラレルを強く読まないほうが安全です。また、赤緯がそろうことと、太陽の届く範囲を超えることは別の現象で、後者は
アウト・オブ・バウンズと呼ばれます。確認の段取りは、技法ページの
赤緯とパラレルで追えます。
まずは太陽やアセンダントのような中心に近い点がからむ組から拾っていくと、情報が散らかりません。たとえば太陽が天の赤道の北に、土星が南に、ほぼ同じ大きさの赤緯で離れていれば、黄経では離れていても、二つはコントラパラレルで向かい合う組として拾われます。
コントラパラレルやパラレルは、黄経のアスペクトと併せて見ることで力を発揮します。黄経では何のアスペクトもない二天体が、じつは赤緯で強く結びついていた。そんな発見につながることもあり、天体どうしの関係をより立体的に読めます。用語「赤緯」「オポジション」もあわせてどうぞ。自分のチャートは「
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