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コンバスト(焦げつき)とは
太陽に近づき力を失う配置
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コンバスト(焦げつき)とは
コンバスト(焦げつき)は、天体が太陽に近づきすぎたために、その強い光に呑まれて、力を発揮しにくくなるとされる古典占星術の配置です。目安として、太陽からおよそ8度半(8°30′)以内にある天体がコンバストとされます。太陽のまぶしさに、ろうそくの灯がかき消されてしまうようなイメージで、その天体が本来もつテーマが表に出にくくなる、と読まれます。英語の combust は「焼け焦げた」という意味で、まさに太陽の熱にあぶられた天体の状態を言い表しています。チャート上では、コンバストの天体はその人のなかで「うまく使いこなしづらいパーツ」として象徴的に語られることが多く、扱いに少し工夫がいるテーマとして読み解かれてきました。ただし、あくまで象徴を読むための一つの目安にすぎない、という前提は押さえておきたいところです。
太陽との距離で変わる三段階
コンバストのまわりには、太陽との距離で段階が分かれる、という考え方があります。いちばん遠い約17度以内は「アンダー・ザ・ビームス(光の下)」とされ、光に近づきはじめた状態で、影響はまだやわらかいと読まれます。そこからおよそ8度半以内に入るとコンバストとなり、天体の力がもっとも呑まれるとされる段階です。さらに太陽のごく近く、約17分以内まで一体化すると、今度は逆に力が際立つ「カジミ」になる、と古典では説かれてきました。同じ「太陽に近い」でも、距離によって読みがやわらいだり強まったりする、というのがこの配置のおもしろいところです。
古典での読まれ方と関連語
コンバストは、ウィリアム・リリーをはじめとする古典占星術家が、天体の状態を見立てる手がかりのひとつとして用いてきた考え方です。太陽に焼かれた天体は、本来の働きが弱まる「傷ついた状態(デビリティ)」のひとつとして数えられてきました。とくにホラリー占星術(質問の瞬間のチャートで物事を読む技法)では、コンバストの天体は「隠れている」「当事者が気づいていない」といった状況を示すサインとして注目されてきたといわれます。一方で、現代の心理的な占星術では、こうした古典の「強い・弱い」という見方をそのまま使うことは少なく、太陽との近さを「自我やアイデンティティと深く結びついたテーマ」と前向きにとらえ直す読み方もあります。もっとも、これはあくまで象徴的な読みであり、出来事や運勢を断定するものではありません。実際の鑑定では、そのほかの配置やハウスの様子とも照らし合わせて、慎重に意味を組み立てていきます。用語「カジミ」「天体(プラネット)」もあわせてどうぞ。自分のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。
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参考文献:コンバストは太陽からおよそ8度半以内、アンダー・ザ・ビームスは約17度以内、カジミは約17分以内(W.リリー等の古典) / 本事典の用語「カジミ」「天体(プラネット)」に準拠
監修:編集部(占星術担当)最終更新 2026-06-16
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