ケンタウルス族とは
ケンタウルス族は、おもに木星から海王星のあいだの領域をめぐる小天体の総称です。巨大惑星の軌道を横切るため軌道が不安定で、いずれは弾き飛ばされたり太陽に近づいて彗星のようにふるまったりすると考えられています。1977年に発見されたカイロンが最初の一例で、その後フォルス・ネッスス・カリクローなどが見つかりました。名前は、ギリシア神話の半人半馬のケンタウロスにちなみます。上半身は人、下半身は馬というその姿のとおり、二つの異なる世界をつなぐ「橋渡し」の存在として位置づけられます。
代表的な天体
最初に見つかったカイロンは、小惑星と彗星の両方の性質をあわせ持つ天体で、占星術では「傷ついた癒し手」の象徴として広く知られています。フォルスは予期せぬ連鎖反応や封じられたものの解放、ネッススは世代を超えて受け継がれる傷やしがらみ、といったテーマと結びつけられます。リングを持つことで天文学的に注目されたカリクローのように、新たに性質がわかってくる天体もあります。それぞれ神話のケンタウロスにちなんだ名を持ち、物語が解釈の手がかりになっています。
占星術での読まれ方
ケンタウルス族は、土星(社会のルールや限界)の外側と、天王星・海王星(個を超えた大きな世界)のあいだを動きます。そこから占星術では、傷と癒し、異なる領域の橋渡し、見過ごされてきた痛みに光をあてるテーマの一群として注目されています。いずれも発見が新しく、解釈はまだ発展途上ですが、ひとつにまとめてとらえることで、個々の天体が示すものがつかみやすくなります。カイロンをはじめ、これらの天体が自分のチャートのどこにあるかは、「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。