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チャートシェイプ(配置のパターン)
10天体の散らばり方が描く全体像
分類
読み解きの技法
要点
配置の全体パターン
この記事の内容: とは読み解きのポイントチャートでの見方
チャートシェイプとは
チャートシェイプは、10天体が円のなかにどう散らばっているか、その全体の形からその人の大づかみな個性を読む見方です。占星術家マーク・エドモンド・ジョーンズが整理した分類が有名で、すべての天体が狭い範囲に固まる「バンドル」、半円におさまる「ボウル」、ボウルの反対側に一つだけ離れた天体がある「バケット」、全体に散らばる「スプラッシュ」、二つのまとまりが向き合う「シーソー」、円を取り巻くように並ぶ「ロコモティブ」などがあります。一つひとつの天体の意味を見る前に、まず全体の形を眺めることで、その人のエネルギーが集中型か分散型か、といった大きな傾向がつかめます。星座やエレメントの配分がその人の性質の傾向を示すのに対し、チャートシェイプは天体という点そのものの散らばり方、つまりエネルギーがどこにどれだけ集まっているかという配置の情報を扱う見方です。ロコモティブは、円のなかでいちばん大きな空白の直後に位置する先頭の天体が行動の起点として働くと読まれ、シーソーは向き合う二つのまとまりのどちらに比重が寄るかで日々の重心が揺れ動く形として読まれます。バケットの取っ手にあたる天体は、残り九天体のまとまりから見て大きく離れた対岸に位置するため、集団全体の力を外へ出力する窓口のような働きを担います。
読み解きのポイント
チャートシェイプを読むときは、天体が「集まっているのか」「散っているのか」という大きな印象から入ります。バンドルのように狭く集まる形は、限られた分野に力を注ぎ込む集中型、スプラッシュのように広く散る形は、多方面に関心が向かう多才型、というふうに読みます。バケットの場合は、一つだけ離れた天体(取っ手)が、その人のエネルギーの注ぎ口として重要な役割を持つと考えます。シーソーは二つの領域を行き来するバランス感覚を示します。細かいアスペクトを見る前の「第一印象」として使うのがコツで、形だけで性格を決めつけず、ほかの要素と合わせて総合的に読みます。太陽や月がバンドルやボウルの範囲に入っているかどうかも見逃せない手がかりで、光を放つ二天体が集団の内側にあれば、その集中がそのまま本人の意識にのぼりやすい傾向として表れます。スプラッシュは天体の散らばりの広さから器用貧乏と見誤られがちですが、実際には一つの分野に絞らず複数の役割を同時に動かす力として働くことが多い形です。取っ手の天体は単独で暴走するわけではなく、対岸の九天体という土台があって初めて機能する点も誤解されやすいところです。
チャートでの見方
チャートで確かめるときは、円に描かれた10天体を、いったん意味を忘れて点の配置としてだけ眺めます。すべての点が円のどのくらいの範囲に収まっているか、大きな空白があるか、ぽつんと離れた点はないか。そうした全体像を見ます。天体がおよそ120度以内に固まっていればバンドル、半円(約180度)に収まればボウル、ボウルの形に一つだけ対岸の天体が加わればバケット、というように当てはめていきます。きれいに型に収まらないことも多いので、いちばん近い形を選べば十分です。見分けるときは、10天体のうちいちばん離れた隣同士の間にできる空白(アーク)に注目すると整理しやすくなります。空白がひとつだけ大きく開いていればボウルやバケットの候補になり、空白がいくつかに分かれて天体がまんべんなく散っていればスプラッシュに近づきます。取っ手にあたる天体が本体の集団からどれくらい離れているかも、その天体がどれだけ独立した役割を持つかの目安になります。ハウスやサインの意味づけはいったん脇に置き、天体同士の距離だけを見るのがこの技法のコツです。無料のホロスコープ作成で自分のネイタルを出し、天体配置の全体の形を確かめられます。
この技法を自分に活かす
チャートシェイプを知っておくと、自分のエネルギーの使い方の「クセ」を、大きな絵としてつかめます。一点に集中しやすいのか、あちこちに関心が広がりやすいのか。それを性格の欠点ではなく、もともとの配分として受けとめると、自分に合った力の注ぎ方が見えてきます。バケットの取っ手のように、特定のテーマが自分の入り口になっていると気づければ、そこを意識的に活かすこともできます。バンドルの人は関心の範囲が狭く見えても、その狭さの分だけ特定の分野を深く掘り下げやすいという形で現れます。日々の会話や仕事で話題や役割が次々に切り替わりやすいなら、スプラッシュに近い散らばりが行動に反映されている可能性があります。シーソー型を優柔不断と決めつけてしまうのはよくある誤解で、二つの領域を行き来する動きは、両方を意識して往復させることでむしろ強みに変わります。占星術は生き方を一つに決めたり、成果を保証したりするものではありませんが、自分のエネルギーの傾向を大づかみに知り、活かし方を考えるための地図として役立ちます。
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参考文献:Marc Edmund Jones『The Guide to Horoscope Interpretation』 / Sue Tompkins『The Contemporary Astrologer's Handbook』
監修:編集部(占星術担当)最終更新 2026-09-12
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