シナストリー アセンダント コンジャンクション(合) アセンダント
一方のアセンダントがもう一方のアセンダントにコンジャンクション(合)を結ぶとき
アセンダント 合 アセンダントがシナストリーで示すもの
アセンダントが重なる二人は、出方や第一印象が似通い、初対面から通じ合いやすくなります。
合は0°で重なる角度です。二人のASCが同じサインの近い位置に並ぶため、体の動かし方、声の調子、初対面での構え方に共通点が出やすくなります。角どうしの配置なので、この読みは二人とも出生時刻が確かでないと成り立ちません。ASCは約4分で約1°動くので、数十分ずれるだけで、重なって見えた位置が別のサインに移ることもあります。
二人のあいだに表れやすい力学
並んで歩いたり同じ部屋に入ったりすると、周りの目には昔なじみのように映ることがあります。入り口で一瞬ためらう間合い、人に話しかけるまでの助走、笑い方の癖まで似るので、説明しなくても通じる感覚が早くから生まれます。
相手の出方を読む手間がかからないのも、この配置の持ち味です。次に何をしそうか、どんな場面で身構えるかが、自分自身の経験からほぼ見当のつく範囲に収まります。初対面の人の前でも、二人で同じ調子を保てるため、並んでいるだけで場が落ち着くことがあります。
体の感覚も近くなりやすく、食事の量や歩く速さ、眠くなる頃合い、暑さ寒さへの反応が似てきます。旅行や共同生活では、休みたい時間や動きたい時間がそろうので、都合の食い違いが少なく済みます。家で過ごす場面でも、同じ時間に疲れ、同じ時間に機嫌を損ねる、といった重なりが出ることがあります。
1対1の相手を映すディセンダントも、二人のあいだでは同じ位置に重なります。そのため、惹かれる相手の雰囲気や、パートナーに求める態度が似通う傾向があります。好みが近いのは話の弾む材料ですが、同じ人に二人の目が向くという場面も起こりえます。
反面、似ているぶん、癖や弱点も同じ形で出ます。構えが固くなる場面、気後れする場面、つい強がる場面が重なるので、互いに指摘しにくく、指摘すれば自分にも返ってくる感覚になります。
職場や集まりでも、二人は似た印象を持たれやすく、同じ相手から好まれ、同じ相手から距離を置かれることがあります。評価が並んで動くため、一方だけが歓迎される、という偏りは起こりにくくなります。
意見が割れたときの形も似ます。引き方や譲り方が同じなので、どちらも一歩も引かずに膠着する日と、どちらも先に折れて話が進まない日が、交互に来ることがあります。
補い合うというより増幅し合う関係なので、足りない部分は二人とも足りないまま残ります。新鮮さや刺激は、関係の内側からは生まれにくく、外の世界から運んでくる必要が出てきます。
周りからは一組として見られやすく、一人ずつの個性が伝わりにくくなる面もあります。「二人セットで呼ばれる」ことが続くと、どちらかがふと窮屈さを覚えることもあります。
この配置を関係に活かす手がかり
似ている点を、共有の強みとして言葉にしてみてください。「初対面で似た出方をする」と気づけば、二人で同じ場に出るとき、どちらが先に口を開くかなどを、あらかじめ決めておけます。
足りないものを外から借りる習慣も、この配置には向いています。出方が違う友人や、別の分野の知人と会う機会を作ると、二人だけでは届かない視点が入り、関係の風通しがよくなります。
同じ場面で同時に前へ出ないよう、役割を分けてみるのも一案です。今日は一方が話し、もう一方は聞き役に回る、と決めるだけでも、似たもの同士がぶつかる場面が減ります。初対面の場では、挨拶や自己紹介の順番を先に決めておくと、譲り合いの間もなくなります。
共通の癖を、二人で笑いの種にしてしまうのも効果的です。「また同じところで黙った」と軽く言い合えるようになれば、弱点の重なりは責め合う材料ではなく、親しさの印に変わります。
別々に過ごす時間や、それぞれの交友関係を大切にすることも欠かせません。距離をとることは冷たさではなく、似すぎた二人が混ざりきらないための工夫です。
小さな違いが見えたときは、歓迎する姿勢で受け取ってみてください。同じに見える二人のあいだの差は、互いを個人として知る入り口になり、重なりの深さを関係の厚みに変えてくれます。
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参考文献: Frances Sakoian & Louis Acker, 'The Astrology of Human Relationships' (Harper & Row, 1976) / Stephen Arroyo, 'Relationships & Life Cycles' (CRCS Publications, 1979)