この時期に高まるエネルギー
獅子座で満月が起きると、自分らしく表に出たい思いと、仲間のなかでの位置づけとが、並べて照らされます。
満月の夜、月は獅子座に、太陽は向かいの水瓶座にあります。太陽が水瓶座を進むのは1月下旬から2月中旬ごろで、獅子座の満月はこの冬の終わりに起こります。年にほぼ1回の出来事で、同じサインで続けて起きる年や、1回も起きない年もまれにあります。
獅子座の側にあるのは、自己表現や遊び、創作、胸を張って楽しむ気持ちです。水瓶座の側にあるのは、友人やグループ、共通の目的、個人を超えた広がりです。個人としての輝きと、みんなの一員としての立ち位置が、釣り合いの両端に置かれます。
働きは数日から2週間ほどで、月食を伴う年もあります。派手な出来事を期待するより、気持ちの置きどころを確かめる期間と考えると、無理なく付き合えます。
起こりやすい出来事・テーマ
冬の間に温めてきたことを、少し外に出してみたくなります。習い事の発表会の練習、春に向けた作品の仕上げ、職場での提案の準備などです。注目されたい思いと、目立つことへのためらいが同居する場面もあります。
グループの中で、誰が目立ち、誰が裏方に回っているかが気になる場面もあります。自分の働きが名前つきで見えているか、みんなの成果としてまとめられているか、という違いです。そこで気持ちが大きく動いても、満月で感情が表に出やすいことのあらわれと受け取れます。
仲間との関わりも目に入ります。同じ関心をもつ人たちの集まりで話が弾む、新年会の流れで新しい活動に誘われる、逆に集団の中で自分だけ浮いているように感じる、といった場面です。
そのとき、自分の楽しみと、グループの方針とが食い違うことに気づく人もいます。自分はもっと前に出たいのに、全体は控えめだった、またはその反対だった、という違いです。どちらかを押し通すより、違いがあることを認めるほうが、あとの関係に響きません。
バレンタインのように気持ちを形で示す場面では、自分の好みを前に出すか、相手や周りの流れに合わせるかで迷う人もいます。
心から楽しんでいる時間と、義務として付き合っている時間の違いが、くっきりと感じられる人もいます。週末の予定を選ぶときに、その違いがはっきり表れます。楽しいことに素直な気持ちが向くのは、この時期らしい動きです。
このエネルギーの活かし方
自分がいま何をするとうれしいのか、ささやかなことでよいので一つ決めて、実際にやってみてください。表現の大きさは問題ではなく、自分から出したという感覚が残ることに意味があります。
グループの中で自分の働きが見えにくいと感じたら、やったことを短く報告する場を一度つくってみてください。誇示ではなく共有のつもりで伝えると、仲間の受け取り方も変わります。
仲間との関わりでは、役割を一つ引き受ける、または誰かの活動を手伝うなど、集団に貢献する形を選ぶと、居場所の感覚が育ちます。意見が違うときは、個人の好みと全体の目的をわけて話すと整理しやすくなります。
表に出ることが苦手な場合も、背伸びをする必要はありません。親しい相手の前で、いつもより少しだけ素直に話すことも、立派な自己表現です。
出生図で獅子座の満月が入るハウスを知ると、表現したい場面と仲間との関わりが強まる場面を、具体的に思い描けます。ハウス別の満月の記事も参考にしてください。
個として輝く感覚と、集団の中での居場所の感覚は、どちらかを捨てなくても両立できます。この満月は、その配分を確かめる機会です。