この時期に高まるエネルギー
双子座の満月が近づくと、身の回りの情報や会話の細部と、もっと遠くを見たいという大きな考えとが、並んで見えてきます。
射手座を進む太陽の正面、双子座で月が満ちるのがこの満月です。太陽が射手座にいるのは11月下旬から12月中旬ごろなので、年末に向かう慌ただしさと重なりやすくなります。巡ってくるのはほぼ年に1回ですが、2か月続けて同じサインで起きる年も、起きない年もまれにあります。
双子座の持ち場は、連絡や会話、読み書き、近場の移動、きょうだいや近所づきあいです。射手座の持ち場は、遠い土地、長い学び、信じていること、人生の大きな方向です。手元のメモ帳と遠くを見る望遠鏡を、同時に持たされるような満月です。
効いているのは数日から2週間ほどで、月食を伴う年もあります。何かが決定的に変わるというより、頭の中の整理が進みやすい時期と受け取ると、ちょうどよい温度で付き合えます。
起こりやすい出来事・テーマ
年内の用事が細かく積み上がります。忘年会の出欠、年末の挨拶の準備、締めの書類の確認など、ひとつひとつは小さくても、積もると頭が落ち着かなくなる人もいます。
話すこと、書くことに気持ちが乗る日もあります。言いたかったことが急に言葉になる、思いついたことをメモに残したくなる、といった動きです。いっぽうで、思いついたことを口にした勢いで、引き受けるつもりのない用事まで約束してしまう、という面も出やすくなります。
向かいの射手座からは、もっと大きな問いが顔を出します。いまの仕事をこの先も続けたいのか、住む場所はここでよいのか、子どものころに憧れていたことはどうなったのか。年の瀬らしく、一年の向きを確かめたくなる人もいます。
そのとき、細部の話と大きな方向が食い違っていることに気づく場面があります。言っていることと本当に信じていることが少しずれていた、毎日の用事が将来の望みにつながっていなかった、というずれです。責める材料にせず、見直しのきっかけとして扱うほうがうまくいきます。
人との会話では、聞き役に回るのか話し役に回るのかで、場の流れが変わります。相手の話を最後まで聞いたら意外な共通点が見つかった、という小さな発見も起こりやすい時期です。
言葉の選び方にも意識が向きます。同じ内容でも、言い方ひとつで相手の受け取り方が変わることに気づき、メールや発言を見直す人もいます。
職場では、年明けからの計画を説明する資料づくりを任される人もいます。細かい数字をそろえる作業と、そもそも何を目指すのかという問いが、同じ机の上に並ぶ場面です。
このエネルギーの活かし方
溜まった用事は、一度に片づけようとせず、今日やるもの、年明けでよいもの、断ってよいものに分けてみてください。分けるだけで、頭のざわつきはずいぶん軽くなります。
話す前に、いちばん伝えたいことを一言で書き出す習慣も役に立ちます。細部を話し始める前に結論が決まっていると、相手にも届きやすくなります。
大きな方向のほうは、来年の手帳の最初のページに、行ってみたい場所や触れてみたい分野を一つだけ書いておく程度で十分です。立派な計画にする必要はなく、日々の用事とどこかでつながっているかを確かめられれば足ります。
双子座の満月がどのハウスで起きるかは人によって違い、それが分かると、情報や会話が動きやすい場面と視野が広がりやすい場面が見えてきます。詳しくはハウス別の満月の記事へどうぞ。
満月を越えて年末の用事が片づくころには、細部と全体のつながりが、少し整って見えてくるはずです。