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ホールサインハウスとは
サイン1つを1ハウスとする最古の方式
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ホールサインハウスとは
ホールサインハウスは、アセンダント(東の地平線)のあるサインをまるごと第1ハウスとし、次のサインを第2ハウス……というように、サイン1つをそのまま1つのハウスとして数える方式です。古代ヘレニズム占星術(紀元前2〜1世紀ごろ)で広く使われた、最も古いハウスシステムのひとつとされ、近年あらためて多くの占星術家に用いられるようになりました。ハウスの境目とサインの境目がぴたりと重なる、とてもシンプルな組み立てが特徴です。西洋では中世以降にプラシダスなどの分割方式が主流になっていったため一時忘れられかけましたが、20世紀後半に古典文献の研究が進むなかで本来の姿が再発見され、現代の占星術にふたたび広く取り入れられるようになった、という経緯をもっています。
サイン1つ=1ハウスのしくみ
ホールサインでは、ハウスの区切りがサインの区切りと完全に一致します。たとえばアセンダントがおうし座の15度にあっても、おうし座の0度から30度までがまるごと第1ハウスになり、次のふたご座が第2ハウス、というように進みます。そのため、すべてのハウスがきっちり30度ずつの均等な大きさになります。プラシダスなど、地平線や時間をもとにハウスを区切る方式では、緯度や時刻によってハウスの大きさが大きく不揃いになりますが、ホールサインにはそうした偏りがありません。とくに北極圏に近い高緯度では、時間で区切る方式だとハウスが極端に伸び縮みして計算が難しくなる場面がありますが、ホールサインはサインを数えるだけなので、どの緯度でも同じように組み立てられます。アセンダントの度数は、ハウスの起点ではなく、第1ハウスのなかの「目印」として読まれます。同じように、MC(天頂)も必ずしも第10ハウスの先頭にはならず、第9〜第11ハウスのどこかに置かれる点が、四分割方式との大きな違いです。
古典での位置づけと読み方
ホールサインは、ヘレニズム期の占星術で標準的に使われたとされ、伝統的な技法と相性がよいと考えられています。インド占星術(ジョーティシュ)では、ヘレニズム占星術が伝わって以降ほぼ途切れずに使われ続けてきたともいわれ、東西をまたいで長い歴史をもつ方式です。サインとハウスがそろうため、サインの支配星(ルーラー)がどのハウスに置かれるかが見やすく、天体どうしの関係も整理しやすいと読まれます。なお、この方式ではハウスの境目を指す「カスプ」が、そのままサインの始まり(0度)と一致するのが特徴です。どの方式を選ぶかで、天体の入るハウスが変わることもあるため、流派や目的に応じて使い分けられます。ハウスの区切り方全般はコラム「ハウスシステムとは」へ。用語「ハウスシステム」「カスプ」もあわせてどうぞ。自分のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。
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参考文献:ホールサインはサイン1つを1ハウスとする最古のハウスシステム(ヘレニズム由来) / 本事典のコラム「ハウスシステムとは」、用語「ハウスシステム」「カスプ」に準拠
監修:編集部(占星術担当)最終更新 2026-06-16
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