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トランスプルート(仮説天体)とは
冥王星の外にあると仮定された仮説上の天体
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トランスプルート(仮説天体)とは
トランスプルート(イシス、ペルセポネとも呼ばれます)は、冥王星のさらに外側にあると仮定された、仮説上の天体です。天文学的には存在が確認されておらず、実在の天体ではありません。一部の占星術家のみが、計算上で求めた位置を用いて読みます。用いる人は限られ、主要な天体や感受点(チャート上の大切なポイント)とは区別して、あくまで参考的に扱われます。
「見えない星」をめぐる占星術史
トランスプルートのように、まだ見つかっていないと仮定される天体は「仮説天体」と呼ばれます。占星術の歴史では、惑星の動きの説明しきれない部分や、象徴の体系を補おうとして、こうした見えない星がしばしば想定されてきました。トランスプルートも、計算上の数値表(位置を一覧にしたもの)をもとに、出生図のどこにあるかを割り出して読まれます。ただし、前提となる天体そのものが天文学的に確認されていないため、その位置や意味づけには定説がなく、流派によって扱いが分かれます。 同じ仮説天体でも、成り立ちはそれぞれ違います。たとえばバルカンは、水星の動きの説明できないずれを説明するために、水星の内側にあると考えられました。のちに相対性理論が別の形でそのずれを説明し、天文学的には存在が否定されています。トランスプルートは冥王星の外側にあると仮定された点で、位置の考え方が正反対です。
冥王星やウラニアンの仮想天体との区別
混同しやすいのが、冥王星との関係です。冥王星は望遠鏡で観測され、軌道が確定している天体で、2006年に準惑星へ分類し直されたあとも、占星術では重要な天体として扱われ続けています。トランスプルートは、その冥王星の外側にあると仮定されただけの点で、実在の天体と同じ棚に置くことはできません。冥王星で読む変容や再生のテーマの延長として、この点を同じ重みで読むこともしません。 また、ウラニアン占星術が読みに加える仮想の天体も、観測されていない計算上の存在です。ただ、こちらは海王星の外側をめぐると想定されたものです。どちらも仮説の存在として別枠で整理するのが、外惑星の扱いを流派ごとに比べたコラムの立場です。外惑星を使うかどうかと、仮説天体を使うかどうかは、判断の材料がまったく違う問いだとされています。
占星術での読まれ方と関連
トランスプルートを用いる占星術家は、完成・浄化・完璧をめざす力といったテーマと結びつけて読むことがあります。とはいえ、土台となる星が確認されていないぶん、扱いは限定的で、議論も残ります。仮にそうした読み方を試すなら、まず主要な天体とアングルで図の骨組みを読み、そのうえで、この点がどのハウスにあるかを「仕上げを求めやすい領域」の参考として添える程度にとどめます。位置の出し方が計算法によって違う点にも注意が必要です。 本事典では、こうした仮説天体があることを知識として紹介しますが、実在の天体や主要な感受点と同列には扱いません。これはあくまで象徴をめぐる一説であり、特定の出来事を断定するものではありません。用語「バルカン」「冥王星」もあわせてどうぞ。なお、当サイトの「無料のホロスコープ作成」が計算するのは10天体とアセンダント・MC、月のノードで、トランスプルートの位置は表示されません。
くわしく知る
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参考文献:仮説天体をめぐる占星術史(トランスプルート/イシス説) / 本事典の用語「バルカン」「冥王星」に準拠
監修:編集部(占星術担当)最終更新 2026-10-05
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