トランスプルート(仮説天体)とは
トランスプルート(イシス、ペルセポネとも呼ばれます)は、冥王星のさらに外側にあると仮定された、仮説上の天体です。天文学的には存在が確認されておらず、実在の天体ではありません。一部の占星術家のみが、計算上で求めた位置を用いて読みます。用いる人は限られ、主要な天体や感受点(チャート上の大切なポイント)とは区別して、あくまで参考的に扱われます。
「見えない星」をめぐる占星術史
トランスプルートのように、まだ見つかっていないと仮定される天体は「仮説天体」と呼ばれます。占星術の歴史では、惑星の動きの説明しきれない部分や、象徴の体系を補おうとして、こうした見えない星がしばしば想定されてきました。トランスプルートも、計算上の数値表(位置を一覧にしたもの)をもとに、出生図のどこにあるかを割り出して読まれます。ただし、前提となる天体そのものが天文学的に確認されていないため、その位置や意味づけには定説がなく、流派によって扱いが分かれます。
占星術での読まれ方と関連
トランスプルートを用いる占星術家は、完成・浄化・完璧をめざす力といったテーマと結びつけて読むことがあります。とはいえ、土台となる星が確認されていないぶん、扱いは限定的で、議論も残ります。本事典では、こうした仮説天体があることを知識として紹介しますが、実在の天体や主要な感受点と同列には扱いません。これはあくまで象徴をめぐる一説であり、特定の出来事を断定するものではありません。用語「バルカン」「冥王星」もあわせてどうぞ。自分のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。