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トポセントリック(ハウスシステム)とは
20世紀アルゼンチン発。観測経験から作られた方式
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トポセントリック(ハウスシステム)とは
トポセントリックは、20世紀にアルゼンチンで、ウェンデル・ポリッチとアンソニー・ネルソン・ページが考案したハウスシステムです。ホロスコープを12のハウス(人生の領域)に区切る方式のひとつで、1964年に発表されました。実際の人生の出来事を観察し、それに合う区切りを探るという、経験的なアプローチから生まれた点が大きな特徴です。計算の結果は、伝統的なプラシダスにごく近くなることが知られています。
観測者の足元から測る
トポセントリックという名は「観測者の足元(トポス=場所)」を強く意識した方式であることに由来します。多くのハウスシステムが天球の中心から角度を測るのに対し、この方式は、地球上に立つ人そのものを基点に空間を区切ろうとした、といわれます。考案者たちは、現実に起きた出来事と図とを照らし合わせる作業を重ね、もっとも当てはまりのよい区切り方を探っていきました。ポリッチは三週間にわたって身のまわりに起きた小さな出来事の時刻を秒単位で記録し続け、千件を超える出来事を集めたという逸話も伝えられています。そうした地道な観察データをもとに、ハウスの境界を決める数式が組み立てられていきました。こうして得られた区切りは、結果としてプラシダスとよく似た数値になります。とくに低緯度から中緯度の地域では、両者のハウスのカスプ(境界)のずれは一度に満たないことが多いとされます。そのため、プラシダスを別の道筋から裏づけた方式、とも語られることがあります。
現代の方式としての位置づけ
トポセントリックは、比較的新しいハウスシステムで、プラシダスとの数値が近いため、その現代的な再定式化のように扱われることもあります。考案者たちは1960年代の初めにこの方式を導き出し、1964年に専門誌「スピカ(Spica)」を通じて広く紹介したと伝えられています。古典の方式が幾何学的な発想から導かれたのに対し、こちらは観察を出発点にしている点が対照的とされます。発祥がアルゼンチンであったこともあり、この方式はスペイン語圏の占星術家のあいだでとくに親しまれてきました。どの方式を選ぶかは占星術家の考え方しだいで、トポセントリックを好む人もいれば、伝統的なプラシダスを使い続ける人もいます。同じ生年月日・出生時刻・出生地であっても、採用するハウスシステムが変わればハウスの境界はわずかに動くため、自分のチャートを読むときには、どの方式で計算されているかを意識しておくと混乱が少なくなります。どちらが正しいというより、ハウスの区切りには複数の流儀がある、と知っておくのがよいでしょう。用語「ハウスシステム」「プラシダス」もあわせてどうぞ。自分のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。
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参考文献:ウェンデル・ポリッチ&A.ネルソン・ページが考案(20世紀・アルゼンチン・1964年発表)。プラシダスに近い(web確認) / 本事典の用語「ハウスシステム」「プラシダス」に準拠
監修:編集部(占星術担当)最終更新 2026-06-16
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