プラシダスハウスとは
プラシダスハウスは、現在もっとも広く使われているハウスシステム(チャートを12の部屋に区切る方式)のひとつです。天体が地平線から天頂へ空を通っていく「時間」をもとに、ハウスの境界線を引きます。そのため部屋の大きさは均等にならず、緯度や生まれた時刻によって大小がばらつくのが特徴です。17世紀イタリアの数学者・修道士プラチドゥス・デ・ティティスの名にちなみ、多くの占星術ソフトや雑誌の標準として用いられています。
時間でハウスを区切るしくみ
プラシダス方式では、地平線の下に沈んでいる天体が、これから昇って真南(天頂)まで上りつめるのに、空のどのあたりまで進んだか。その「時間の割合」でハウスの境を決めます。空を通る道のりを時間で等分する考え方なので、同じ12分割でも、空間を角度でそろえて切る方式とは境界の引き方が違います。アセンダント(東の地平線)とMC(天頂)は他の方式と共通ですが、その間を埋めるハウス境界の位置が、プラシダスならではの不揃いさを生みます。生まれた緯度が高いほど、この差は大きく出るとされます。
ほかの方式との関係と読み方
プラシダスは標準として親しまれている一方、北極や南極に近い高緯度の地域では、天体が昇り沈みしないため、うまく計算できないことがあります。その場合はコッホやホールサインなど、別の方式が選ばれます。どの方式が「正しい」というより、それぞれ境界の考え方が異なり、読み手の流派や目的によって選ばれている、と理解しておくとよいでしょう。ハウスの区切り方全般はコラム「ハウスシステムとは」へ。用語「ハウスシステム」「ホールサインハウス」もあわせてどうぞ。自分のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。