シリウス(恒星)とは
シリウスは、おおいぬ座にある、全天でもっとも明るい恒星です。あまりに明るいため、古来さまざまな文化で特別視されてきました。伝統的な占星術では、名声・輝かしい功績・大きな志をあらわす星とされてきました。現在のトロピカル(季節)黄道では、かに座の半ば付近に位置し、恒星占星術では、この位置に天体やアングルが重なるかどうかで読みます。
古代エジプトと暦
古代エジプトで、シリウスはソプデト(ギリシア名ソティス)という女神と結びつけられ、とりわけ神聖視されました。夜明け前の東の空にシリウスがふたたび姿を現す「ヘリアカル・ライジング」が、ナイル川の増水の到来と一年の始まりの合図とされたのです。農業を支えるナイルの氾濫を予告するこの星は、暦の出発点として欠かせない存在でした。エジプトの暦は、このシリウスの周期(ソティス周期)に深く根ざしていたといわれます。
占星術での読まれ方
古典では、シリウスは栄誉や成功をもたらす星とされる一方で、その輝きゆえの過熱や、勢いあまっての行きすぎにも注意が必要、と語られてきました。英語で盛夏を指す「ドッグデイズ」も、この犬の星(おおいぬ座)にちなんだ言葉です。もっとも、これらは伝統的な象徴であり、運命を断定するものではありません。恒星は、天体やアングルとぴったり重なるときにその意味が考えられます。自分のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。