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王
ロイヤルスター(四王星)とは
天を四分して見張るとされた四つの恒星
分類
用語
ロイヤルスター(四王星)とは
ロイヤルスター(四王星)は、古代ペルシアで天を四つに分けて見張るとされた、四つの明るい恒星の総称です。アルデバラン(東の番人)・レグルス(北の番人)・アンタレス(西の番人)・フォーマルハウト(南の番人)を指し、空の四方を守る「天の番人(ウォッチャー)」として、古来とくに重んじられてきました。いずれも一等星クラスの明るい星で、夜空で目印になる存在です。
四つの番人
四王星は、おおよそ90度ずつ離れて天をめぐり、おうし・しし・さそり・みずがめという四つの固定宮の方向と結びつけられてきました。固定宮は、安定と持続をあらわす星座のグループです。レグルスはしし座の心臓にあたる「王者の星」、アンタレスはさそり座の心臓にあたる赤く燃える星、アルデバランはおうし座の目、フォーマルハウトは秋の夜空にぽつんと光る星。それぞれが、季節と方角を象徴する目印として親しまれてきました。 いま見られるトロピカル黄道の位置では、アルデバランはふたご座、レグルスはおとめ座の入口、アンタレスはいて座、フォーマルハウトはうお座にあります。固定宮の星座と結びつけて語られた昔の位置から、歳差によって星座ひとつぶんほどずれた場所です。読む人が使う基準(トロピカルかサイデリアルか)で星座名が変わることは、頭に入れておきたい点です。 同じ王星でも、古典が伝える性格にはちがいがあります。アルデバランは火星的で、勇気や率直さ、弁舌の力と結びつきます。レグルスとアンタレスは火星と木星の性質をあわせ持つとされ、前者は気高さや権威、後者は激しさと度量の大きさが語られます。フォーマルハウトだけは金星的・水星的とされ、芸術や文学、理想をめぐる感性の星として読まれます。 黄道をはさんで向かい合うアルデバランとアンタレスは、片方が昇ると片方が沈む位置関係にあり、東西の番人として一対で論じられてきました。いっぽうフォーマルハウトは、中世の天文魔術で重んじられたベヘニアン恒星の十五星には入りません。王星という別の系統の重要星として扱われます。
占星術での読まれ方
古来、四王星が個人の天体やアングルと重なると、大きな栄光や成功をもたらすとされてきました。ただし、その栄光にはしばしば「条件」がつくと語られます。たとえばレグルスは、大きな成功を約束する一方で、復讐心に走るとすべてを失う、というように。アルデバランには「誠実さを保てるかぎり」という条件が語られ、フォーマルハウトの強い人は自らの動機に注意深くあることが鍵だとされます。栄光と引きかえに、その力をどう使うかが問われる星として伝わっているわけです。こうした言い伝えはいずれも伝統的な象徴であり、運命を断定するものではありません。
チャートで確かめるときの見方
恒星は天体やアングルとぴったり重なるときに読みます(恒星全般の読み方はコラム「恒星を読む」にあります)。たとえば太陽がアルデバランと合なら、太陽が示す自己表現に、誠実さを軸にした野心という色合いが重なると読みます。アセンダントやMCがレグルスと狭く合なら、人前での見え方や社会的な役割に、王者の資質というテーマがにじむ、といった具合です。 手順は、出生図の太陽・月・アセンダント・MCなどの度数を出し、四つの星の位置とごく狭いオーブで重なるものがあるかを見るだけです。重なりが見つからなくても、図が薄いわけではありません。それぞれの星の詳しい解説はアルデバラン・レグルス・アンタレス・フォーマルハウトの各ページにあります。自分のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。
くわしく知る
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参考文献:恒星占星術の古典的解釈/古代ペルシアの四王星(ウォッチャー)伝承 / 本事典の用語「レグルス」「ベヘニアン恒星」に準拠
監修:編集部(占星術担当)最終更新 2026-10-05
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