クァドラント(四分円)は、チャートの四つの軸(アセンダント・IC・ディセンダント・MC)で区切られた、ホロスコープの4つの領域のことです。各クァドラントは3つのハウスを含み、たとえばアセンダントからICまでの第1〜3ハウスが第1クァドラント、というように分けられます。どのクァドラントに天体が偏るかで、人生の重心がどこにあるかを大づかみに読むことができます。
四つのクァドラントは、それぞれ人生のおおまかなテーマを担います。アセンダントからIC(第1〜3ハウス)は「自分自身と、身近な世界の発見」。ICからディセンダント(第4〜6ハウス)は「土台づくりと、日々の役割」。ディセンダントからMC(第7〜9ハウス)は「他者との関わりと、視野の広がり」。MCからアセンダント(第10〜12ハウス)は「社会的な活動と、その先にあるもの」。天体が集まる四分円から、エネルギーが注がれる方向が見えてきます。
クァドラントは、上下と左右の半球を重ねたものとして整理できます。
半球の強調の項目にあるように、地平線より下が第1〜6ハウス、上が第7〜12ハウス、東半球が第10〜12と第1〜3ハウス、西半球がその反対側です。これを重ねると、第1クァドラントは下半球かつ東半球、その隣は下半球かつ西半球、さらに隣は上半球かつ西半球、最後の一つは上半球かつ東半球にあたります。
読むときは、太陽から冥王星までの天体を四つの領域に振り分け、どこが厚いかを数えます。たとえば第7〜9ハウスの領域に天体が多ければ、他者との関わりを通じて自分を広げていく場面にエネルギーが向きやすい、と大づかみに読みます。天体がひとつもない領域があっても、その領域のハウスの支配星の様子から、テーマの扱われ方を見ることができます。
それぞれの領域の入り口にあたる第1・4・7・10ハウスは、
アンギュラーハウスと呼ばれ、四つの軸から始まります。領域の境目にあたるアングルのすぐ近くにある天体は、アングルに強調されて働くと読まれます。
チャートの四つの軸のコラムが述べるように、軸のそばの天体はスポットライトを当てられたように目立つため、境目の天体は、隣り合う二つの領域の色合いを帯びて見えます。
クァドラントの考え方は、上下・左右の「半球の強調」とも関わります。地平線より上に天体が多ければ社会的・外向きに、下に多ければ私的・内向きに、といった大まかな傾向が読めます。また、
プラシダスをはじめとする「クァドラント系」のハウスシステムは、この四つの軸を土台にしてハウスを区切る方式で、各ハウスを均等にしないのが特徴です。
方式の側から見ると、
ポルフィリーは、四つの軸で分けた各領域の黄道の弧をそのまま三等分して、ハウスを決めます。どの方式でも領域の境目はアングルで決まるため、出生時刻のずれで軸が動くと、境目に近い天体は別のクァドラントに入ることがあります。出生時刻が大切な理由は
出生時刻のコラムにあります。自分のチャートは「
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