阻止(プロヒビション)とは
阻止(プロヒビション)は、古典ホラリー占星術の考え方で、二つの天体が近づいてアスペクトを完成させようとするとき、別の天体が先に割り込んでアスペクトしてしまい、本来の結びつきを妨げる配置をいいます。物事が成立する寸前で、横やりが入って流れが止まる。そんな現実の展開に重ねて読まれます。誰かの介入や、予期せぬ障害が、計画の成就を阻むさまをあらわすとされる技法です。
割り込む天体が妨げの正体
阻止が起こるしくみは、天体の動く速さの違いにあります。アスペクトは、ふつう動きの速い天体が遅い天体に追いついて完成します。ところが、その手前に第三の天体がいると、こちらが先にアスペクトを結んでしまい、本命の結合が割り込まれて止められる、というわけです。読み方の要は、割り込んできた天体が「何を象徴するか」。それが、計画を妨げる人物や事情の正体を教えてくれるとされます。たとえば、その天体が示すサインやハウス、品位(天体の状態の良し悪し)から、横やりがどんな性質のものかを慎重に読み取っていきます。
似た技法と読まれ方
阻止は、ホラリーで「もう少しで決まる」場面が止まる象徴として重んじられ、よく似た技法と並べて学ばれます。完成寸前で速い天体が逆行などにより離れてしまう「リフラネーション(離反)」、片方が留まって動けず話が立ち消える「フラストレーション」とは、いずれも結合が果たされないパターンとして対比されます。阻止はそのなかでも「第三者の割り込み」をあらわすのが特徴です。もっとも、これらは象徴的な読みであり、特定の結末を断定するものではありません。割り込みの位置やタイミングまで含めて、丁寧に意味を組み立てます。用語「アスペクト」「リフラネーション」もあわせてどうぞ。自分のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。