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ポルフィリー(ハウスシステム)とは
黄道の各象限を3等分する最古級のハウス
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用語
ポルフィリー(ハウスシステム)とは
ポルフィリーは、もっとも古い部類に入るハウスシステムで、3世紀の新プラトン主義の哲学者ポルピュリオス(ポルフュリオス)に帰されます(起源には諸説あり、より古い文献での言及も指摘されます)。アセンダント・IC・ディセンダント・MCという四つの軸(アングル)で分けられた黄道の四つの象限を、それぞれ単純に3等分してハウスの境界を作る「黄道分割」系です。アングルそのものは第1・第4・第7・第10ハウスのカスプとしてそのまま残し、その間を均等に割るだけ、という素直な作り方が特徴です。計算がやさしく考え方も明快なため、コンピューターのなかった手計算の時代から、占星術の現場で重宝されてきました。象限式(クワドラント式)のハウスシステムとしては最古級にあたり、後世のさまざまな分割法のいわば出発点に位置づけられます。
四つの象限を3等分するしくみ
ポルフィリーのつくりは、とてもシンプルです。まず出生の瞬間に決まる四つのアングルを求め、黄道(天球上で太陽が通る見かけの道)の上にある軸と軸のあいだ(たとえばアセンダントからICまで)の角度を測ります。その区間をきっかり3等分し、二つの区切り点を打てば、あいだのハウスの境界(カスプ)が決まる、という仕組みです。アセンダントから出発してIC・ディセンダント・MCへと進み、これを四つの象限すべてで繰り返すと、第2・第3・第5・第6・第8・第9・第11・第12のカスプが順に定まります。象限ごとに黄道上の幅は違っても、その中では常に均等に3つへ割るため、空間幾何や大円の交点を求める複雑な計算を必要としません。レギオモンタヌスやカンパヌスのように天球の大円を扱う方式と違い、黄道の上で角度を割るだけで完結する。この素直さが、ポルフィリーというシステムの最大の持ち味とされます。
古典の入口としての位置づけ
ポルフィリーは、四つのアングルをそのまま生かしつつ、あいだを均等に割るだけ、という分かりやすさが魅力です。のちのレギオモンタヌスやアルカビティウスといった、より入り組んだ分割系のいわば原型・入口として語られることが多く、古典の文献を読み解く際の基礎としても知っておくと役立ちます。古典期にはウェッティウス・ウァレンスの『アンソロジー』など初期の文献でもこの三等分の発想が伝えられており、ハウス分割の歴史を考えるうえで欠かせない一里塚といえます。現代の主流はプラシーダスやコッホですが、極端な高緯度でも破綻しにくく、結果が穏やかで読みやすいという理由から、いまもポルフィリーを好んで使う占星術家がいます。使う人を選ぶ方式ではあるものの、その明快さゆえ、ハウスシステムの考え方を学ぶ最初の一歩としてしばしば紹介されます。まずは仕組みを押さえたうえで、他の分割法と見比べてみると、それぞれの個性がいっそうよく分かるはずです。用語「ハウスシステム」「カスプ」もあわせてどうぞ。自分のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。
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参考文献:最古級の黄道分割系。3世紀のポルピュリオスに帰される(起源に諸説・web確認)。四象限を各3等分 / 本事典の用語「ハウスシステム」「カスプ」に準拠
監修:編集部(占星術担当)最終更新 2026-06-16
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