アウト・オブ・バウンズとは
アウト・オブ・バウンズ(OOB)は、天体の赤緯(天の赤道からの南北のずれ)が、太陽が一年で届く最大の範囲(およそ23度26分)を超えて、さらに南北へ振れている状態のことです。太陽が決めた「枠」の外へ出ているため、その天体の力が、ふだんの常識やルールを越えて、型破りに・独創的に表れるとされます。月や火星、金星などが、ときどきこの状態になります。なかでも月のアウト・オブ・バウンズは、よく話題にのぼります。
太陽の枠の外へ出るしくみ
天体の位置は、サイン(黄経)だけでなく、天の赤道からどれだけ南北にずれているか、という赤緯でも測れます。太陽は一年をかけて、北は約23度26分(夏至)から南は同じだけ(冬至)までを行き来し、それ以上は離れません。この太陽の最大値が、いわば天空の「内と外」を分ける目安とされます。月や惑星は、軌道の傾きの加減で、この値をわずかに超えて南北へ振れることがあり、そのとき「枠の外(アウト・オブ・バウンズ)」と呼ばれます。月は比較的しばしば、火星や金星はまれにこの状態になる、とされています。
占星術での読まれ方
枠の外へ出た天体は、その性質が常識の物差しを離れ、振り切れた・規格外の表れ方をする、と読まれることが多い配置です。たとえばアウト・オブ・バウンズの月は、感情がいつもより大胆に動く、というように語られます。枠を出るぶん、天才的にも、手に負えなくも働く。そんな両面をあわせ持つ、とも言い添えられてきました。もっとも、これは赤緯から見た象徴的な読みであり、出来事を断定するものではありません。用語「赤緯(デクリネーション)」「月」もあわせてどうぞ。自分のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。