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ノヴァイル(40度)とは
40度の成熟・完成をあらわすマイナーアスペクト
分類
用語
ノヴァイル(九分/40度)とは
ノヴァイル(九分)は、円を9等分した40度で結ぶマイナーアスペクト(補助的に読む小さな角度)です。9という数は、3(トライン=120度)をさらに3で割った数にあたり、内面での成熟や育成、ものごとが静かに完成へ向かう過程をあらわすとされます。表立っては目立たず、内側でゆっくり熟していくテーマに結びつけられ、スピリチュアルな含みをこめて語られることもある角度です。英語ではnovile、あるいは「9番目の調和」を意味するノナゴン(nonagon)と呼ばれることもあります。占星術の歴史のなかでは比較的新しく注目された角度で、ヨハネス・ケプラーが体系づけたマイナーアスペクトの一群に連なるものとして紹介されることが多く、日常の出来事より、その人の内面で熟していく資質を読むときに引き合いに出されます。
三分割をさらに三分した角度
ノヴァイルは、円を3等分するトライン(調和の角度)の系統を、さらに細かく刻んだ角度です。120度を3で割った40度、つまり「三を三たび重ねた」かたちで、調和の流れのなかで静かに実りへ向かう含みを持つ、と説明されます。古くから、九か月かけて見えないところで命が育つ「妊娠」になぞらえ、人目につかない場所での成熟のシンボルとして語られてきました。ノヴァイルを40度ずつ円周に並べていくと、9つの点が等間隔で連なり、9分割の図形(九芒星)が浮かび上がります。その9等分のうち2つぶんにあたる80度をバイ・ノヴァイル、4つぶんの160度をクアド・ノヴァイルと呼び、これらもノヴァイル系の派生として補助的に読まれることがあります。マイナーアスペクトなので、許容される角度のずれ(オーブ)はごく小さく、おおむね1〜2度ほどに取り、主要なアスペクトを読んだうえで、控えめに添える程度がよいとされます。
占星術での読まれ方
ノヴァイルは、メジャーアスペクトのように人生の表舞台で大きく働く角度というより、内側でじわじわと熟していくテーマを示す、繊細なヒントとして読まれることが多い角度です。完成・成就のニュアンスから、天賦の才能や精神的な成長と結びつけて語る占星術家もいます。たとえば太陽と金星がノヴァイルで結ばれていれば、美意識や愛情の表し方が時間をかけて深まっていく、というふうに、すぐには形にならず、じっくり育っていく素質として象徴的に解釈されます。もっとも、これらはあくまで象徴的な読みであり、特定の出来事や結果を断定するものではありません。チャート全体のなかでノヴァイルだけを取り出して強調するのではなく、太陽や月、アセンダントといった主要な要素や、メジャーアスペクトの骨組みをまず押さえ、そこに細い補助線として慎重に重ねるのがよいとされます。マイナーアスペクトの読みは、断片的な意味づけに頼りすぎず、全体の文脈のなかで控えめに扱うことが大切です。用語「トライン」「アスペクト」もあわせてどうぞ。自分のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。
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参考文献:円の9等分=40度。成熟・完成に結びつけられるマイナーアスペクト(標準的な西洋占星術の用語体系) / 本事典の用語「トライン」「アスペクト」に準拠
監修:編集部(占星術担当)最終更新 2026-06-16
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