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コッホ(ハウスシステム)とは
20世紀ドイツ発の時間分割ハウス。別名バースプレイス
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用語
コッホ(こっほ)とは
コッホは、ホロスコープを12の部屋(ハウス)に区切る方法のひとつで、ドイツの占星術家ヴァルター・コッホ(1895〜1970)に由来します。コッホ自身がこの方式を提唱したのは1960年代とされ、その計算表が広く世に出たのは1971年でした。出生地の緯度を強く反映することから「バースプレイス(出生地)システム」とも呼ばれます。アセンダント(東の地平線の点)が空を移動する時間をもとにハウスの境目を決める「時間分割」系のひとつで、プラシダスと並んで、とくにヨーロッパで広く使われてきたとされます。なお同じハウスの考え方でも、どの方式を用いるかでカスプ(各ハウスの始まりの度数)の位置は変わるため、コッホは「ハウスの区切り方の一種」として理解しておくとよいでしょう。
出生地の緯度をもとに区切る
ハウスを分ける方法には、空間を等しく割るやり方と、天体が空をめぐる「時間」を分けるやり方があります。コッホは後者の時間分割系で、しかも出生地の緯度に合わせて境目を計算するのが特徴です。具体的には、アセンダントがその緯度の空をのぼっていく動きを手がかりに、各ハウスの始まりの度数(カスプ)を割り出します。このため「出生地システム」とも呼ばれ、生まれた土地の条件がチャートにていねいに反映されると説明されてきました。ただし緯度の影響を受けやすいぶん、北欧などの高緯度地域では、ハウスの幅が大きくかたよることもあるとされます。とくに極圏に近い緯度では計算が安定しにくく、ハウスの境目が極端な位置に寄る場合もあるため、高緯度生まれの人がコッホを使うときは結果の偏りに留意するとよいとされます。逆に中緯度帯では比較的なめらかな区切りが得られやすく、ヨーロッパの占星術家に支持されてきた背景のひとつともいわれます。
プラシダスと並ぶハウスシステム
コッホは、同じ時間分割系のプラシダスと結果が近くなることも多く、どちらを用いるかは占星術家の流儀によって分かれます。20世紀のドイツ語圏で支持を集め、現在も各種のソフトで選べる主要なハウスシステムのひとつとされています。両者は計算の出発点となる考え方が異なるため、生まれた緯度や時刻によってはカスプの位置に差が出て、ハウスの境目近くにある天体は所属が入れ替わって見えることもあります。どの方式を選ぶかでハウスの境目は変わるため、天体がどのハウスに入るかが揺れることもあり、自分のチャートを読むときは使用方式を意識しておくと安心です。占星術の学習を進めるうえでは、まず一つの方式に慣れてから他方式と読み比べると、ハウスの考え方そのものへの理解が深まります。なお本事典の無料計算ツールは、標準としてプラシダスを用いています。用語「ハウスシステム」「プラシダス」もあわせてどうぞ。自分のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。
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ハウスシステムとは(用語) プラシダスとは(用語)
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参考文献:ヴァルター・コッホ(1895-1970・独)に由来。表は1971年。別名バースプレイス(出生地)システム。時間分割系(web確認) / 本事典の用語「ハウスシステム」「プラシダス」に準拠
監修:編集部(占星術担当)最終更新 2026-06-16
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