カイト(凧)は、グランドトライン(120度ずつ離れた3天体がつくる正三角形)に、もう1つの天体が加わってできるアスペクトパターンです。加わった天体は、グランドトラインのどれか1点とオポジション(180度の向かい合わせ)を結び、残る2点とはセクスタイル(60度)を結びます。全体が凧(カイト)のような形になり、調和的なグランドトラインに「張り」が加わる配置と読まれます。
カイトは、まず土台となる正三角形のグランドトラインがあり、その重心をはさんだ反対側に天体がひとつ来ることで完成します。この天体は、向かい合う1点とオポジションで引っ張り合い、左右の2点とはセクスタイルでゆるくつながります。図に描くと、三角形の頂点が凧の「頭」、向かいの天体が凧の「尾」のように見えるため、この名がつきました。尾にあたる天体は、左右の2点から支えられながら、向かいの点と緊張関係を結ぶ。そんな組み立てになっています。グランドトラインだけのときに比べ、エネルギーが一方向にまとまりやすい形、と説明されることが多い配置です。
エレメントの面からも整理できます。グランドトラインは、多くの場合、火・地・風・水のうち同じエレメントの3天体でつくられます。オポジションの相手は、補い合う関係のエレメント(火と風、地と水)に入っていることが多いため、たとえば火のグランドトラインなら、尾の天体は風のサインにいる、という形になりやすいのです。三角形が同じエレメントで固まっているぶん、尾の天体は性質の違う場所から、その流れに方向を与えます。
カイトは、グランドトラインのもつ「楽だけれど内にこもりがち」な調和に、オポジションが目標や方向性を与える形とされます。才能を自分の内に抱えこむのではなく、現実の成果へ向ける推進力がうまれやすい、と読まれます。とりわけ、尾の先端にあるオポジションの天体が、その才能を外へ出していく「出口」として注目されます。もっとも、これは配置の象徴的な読み方であり、具体的な結果を約束するものではありません。三角形のバランスや、各天体のサイン・ハウスとあわせて、ていねいに意味を組み立てていきます。
出口の天体が何かで、読みの色合いが変わります。たとえば出口が太陽なら自己表現の方向へ、木星なら学びや社会的な発展へ、土星なら努力と責任を重ねて才能を磨く方向へ、才能が向かうと読むことが多いです。さらに出口がどのサインとハウスにあるかで、その才能が現れる場面が絞られます。くわしい読み方は、コラム
カイト(凧型)にまとめています。
チャートでカイトを探すときは、まずグランドトラインを見つけます。三つの天体が互いにトラインで結ばれているかを確かめ、それぞれの
オーブ(許容幅)が大きく外れていないかも見ておきます。三角形が確認できたら、そのどれか一つとオポジションを結ぶ天体を探し、見つかった天体が、残る二つとセクスタイルを結んでいるかを確かめます。トライン3本、オポジション1本、セクスタイル2本がそろえば、カイトが成立しています。
トラインとオポジションだけで、セクスタイルが足りない場合は、凧の形にはなりません。その場合は、グランドトラインとオポジションが別々に働いている、と整理しておくと混乱しません。ほかのアスペクトパターンと見比べたいときは、
アスペクトパターンの一覧コラムも役に立ちます。自分のチャートは「
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