ハンドル(取っ手)とは
ハンドル(取っ手)は、バケット型のチャートで、半円のほうに集まった天体群から離れて、ほぼ反対側に1つだけぽつんと立つ天体のことです。手桶(バケツ)の取っ手のように、集団のエネルギーがこの一点へと集まり、ここから外へと放たれていきます。そのため、ハンドルにあたる天体・サイン・ハウスは、その人の行動や使命の「焦点」として、とりわけ重要に読まれます。バケット型という言葉は、アメリカの占星術家マーク・エドモンド・ジョーンズが整理した「チャートの型(プラネタリー・パターン)」の一つで、ハンドルはその型を成り立たせるかなめの天体にあたります。チャート全体を一つの道具に見立てたとき、取っ手は手をかける場所、つまりその人が世界に働きかけるときの「持ち手」になる、というイメージで覚えておくとわかりやすいでしょう。
ひとつの天体に焦点が集まるしくみ
ハンドルは、おおよそ半円におさまった天体群と、それと向かい合う位置にぽつんと残った天体の組み合わせで生まれます。多くの天体が片側に寄っているからこそ、対岸に立つ一つの天体がきわだち、全体のバランスを取る「持ち手」のような役割を担うと考えます。取っ手は必ずしも一つとは限らず、隣り合う二つの天体になることもあり、その場合は二つが力を合わせて一つの焦点を作るとされます。理屈のうえでは、取っ手の天体は集団の中心からおよそ反対側、向かい合う関係(オポジション)に近い位置に来ることが多く、本体の天体群とゆるく向き合うことで、引っぱり合いと方向づけが同時に生まれると説明されます。どの天体が、どのサイン(星座)やどのハウス(人生の分野)で取っ手になっているかを見ると、その人がエネルギーを注ぐ方向や、力を発揮しやすい場面が読み取りやすくなります。逆に天体が円のあちこちに散らばっていると取っ手は定まらず、その場合はバケット型ではなく別の型として読みます。
チャートの型の中での読まれ方
ハンドルは、バケット型というチャートの型を特徴づける、いわば主役の一点です。チャート全体のエネルギーがここを通って出ていく「出口」と読まれ、その天体の性質やサイン・ハウスが、その人らしさや進む方向のヒントになるとされます。たとえば取っ手が火星なら行動や情熱を、金星なら人とのつながりや美意識を焦点にしやすい、というように、その天体が象徴するテーマがその人の表現の入り口になると解釈されます。読むときの順番としては、まず本体の天体群がどのあたりに寄っているかをつかみ、次に取っ手の天体を一段ていねいに見ていくと、全体の流れが立体的に見えてきます。ただし、これはあくまで象徴的な読みであり、特定の出来事や結果を断定するものではありません。型はあくまで全体の傾向をつかむための入り口で、サイン・ハウス・アスペクトといった他の要素と重ねて初めて意味がふくらみます。型の見立ては、他の配置とあわせて、ゆっくり全体像を組み立てていくのがおすすめです。用語「バケット型」「チャートの型」もあわせてどうぞ。自分のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。