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コスモバイオロジーとは
ミッドポイント中心に整理された近代占星術
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コスモバイオロジーとは
コスモバイオロジーは、ドイツのラインホルト・エバーティンが、ウラニアン占星術(ハンブルク学派)を整理し直して、20世紀半ばに体系化した近代占星術です。検証しにくい仮想天体を用いず、ミッドポイント(二天体の中点)とハードアスペクトに絞り込むことで、占星術をより客観的で実証的なものにしようとした点が、大きな特徴です。
ミッドポイントと90度ダイヤル
コスモバイオロジーの中心にあるのが「ミッドポイント(中点)」です。二つの天体のちょうど真ん中の度数に、三つ目の天体やアングルが重なるとき、そこに意味が生まれると考えます。これを効率よく見つけるために、円を90度に圧縮した「コスモグラム(90度ダイヤル)」という独特の図を使います。これにより、合・衝・スクエアといったハードアスペクトを一望でき、ゆるやかなアスペクトや仮想天体に頼らずに、配置の核心をつかもうとします。 たとえば太陽と月の中点に三つ目の天体が重なっていれば、自分らしさと感情の真ん中に、その天体のテーマが置かれていると読みます。ここに金星が来れば愛情や調和の形で、火星が来れば意欲や自己主張の形で表れる、というように、重なる天体が入れ替わると、中点が語る色合いも変わります。式で書くと「A=B/C」となり、AがBとCの中点に重なっていることをあらわします。
中点に重なる天体の見つけ方
出発点は、気になる二つの天体を選び、その真ん中の度数を求めます。次に、その中点の近くに別の天体が来ていないかを探します。合(0度)で重なるときがもっとも強く、スクエアのような硬い角度で触れる天体も、その中点を刺激すると考えます。スクエアを半分に割ったセミスクエアも、弱いスクエアではなく硬い角度の正規の仲間として扱われる点は、コラムマイナーアスペクトの流派ごとの扱いが整理しています。やわらかい角度は刺激する力が弱いとされ、基本的には数えません。 度数がぴったり一致していなくても、ごく近ければ影響が及んでいると考えるのが一般的で、近いほどそのテーマは強く表れるとされます。手計算は手間なので、多くのツールには中点を自動で出す機能があります。最初は太陽と月の中点だけに絞って確かめるのでも、十分に役立ちます。太陽や月それぞれにアスペクトを結ぶ天体と、二つの中点にちょうど重なる天体は別のものなので、中点の度数そのものに重なっているかどうかで判断します。 同じミッドポイントを重んじる流派でも、ウラニアン占星術が海王星の外側の仮想の天体も使うのに対し、コスモバイオロジーはそれを使わず、ミッドポイントとハードアスペクトに絞ります。くわしくはウラニアン占星術、技法としての読み方はミッドポイントをどうぞ。
COSIと現代への影響
エバーティンの著書『COSI(星の影響の組み合わせ)』は、ミッドポイントの意味を一覧にまとめた実用書として広く知られ、いまも多くの占星術家に参照されています。占星術を統計や心理学とも結びつけ、検証可能なものにしようとしたその姿勢は、現代占星術のひとつの方向性を示すものでした。流派ごとの個性を知ると、占星術の幅広さが見えてきます。用語「ウラニアン占星術」「ミッドポイント」もあわせてどうぞ。
くわしく知る
ウラニアン占星術とは(用語)→ ミッドポイントとは(用語)→
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参考文献:近代占星術史(コスモバイオロジー・R.エバーティン『COSI』) / 本事典の用語「ウラニアン占星術」「ミッドポイント」に準拠
監修:編集部(占星術担当)最終更新 2026-10-05
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