コンバースディレクション(逆方向法)とは
コンバースディレクション(逆方向法)は、進行やディレクションを、出生の瞬間から未来へではなく、過去へさかのぼる向きで計算する技法です。ふつうの進行(順方向)が「生まれた後の動き」を未来に重ねるのに対し、コンバースは「生まれる前の動き」を、いまの時間に対応させます。順方向と合わせて見ることで、出来事の予兆を、未来の側からだけでなく過去の側からも探る、複眼的な見方とされます。
時間を逆回しして読む
コンバースのしくみは、時計の針を逆に回すようなイメージです。順方向の進行が、生まれた日から先の天体の動きを「1日=1年」などの約束で人生に対応させるのに対し、逆方向は、生まれた日より前の動きを同じ約束で当てはめます。ですから同じ年齢でも、順と逆では別々の配置が示されます。この二つを並べて、片方だけでは見えにくいテーマを補い合うように読む占星術家もいます。プライマリーディレクションやプログレッション(進行)など、時間とともに図を動かす技法には、こうした逆向きの計算を添える流儀があり、順・逆を一対のものさしとして扱う考え方とされます。
順方向と対にして読む
コンバースディレクションは、あくまで順方向のディレクションと対にして読まれる、補助的な技法と位置づけられます。逆向きだけを単独で使うことは少なく、両方の示す配置を照らし合わせて、慎重に意味を組み立てていきます。同じ節目を二つの向きから眺めることで、テーマの厚みを読もうとするわけです。これは象徴的な読み方であり、特定の出来事を断定するものではありません。用語「ディレクション」「プログレッション」もあわせてどうぞ。自分のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。