アルゴル(恒星)とは
アルゴルは、ペルセウス座にある明るさが変わる変光星(食連星)で、神話では英雄ペルセウスが討った怪物メドゥーサの首にあたります。アラビア語の「ラアス・アル=グール(食屍鬼グールの首)」に由来し、古来もっとも凶悪な星と恐れられてきました。現在のトロピカル(季節)黄道では、おうし座26度付近に位置し、恒星占星術では、この位置に天体やアングルが重なるかどうかで読みます。
明滅する「悪魔の星」
アルゴルは約2.87日の周期で互いに食を起こし、明るさが変わる食連星です。この規則的な明滅が「アルゴル型変光星」という名の由来になりました。プトレマイオスはその性質を土星的・木星的と伝え、中世以来とくに重んじられた十五のベヘニアン恒星の一つにも数えられます。古来その不気味な減光から「悪魔の星」と呼ばれ、長く凶星の代表として語られてきました。
占星術での読まれ方
古典では激しい運命や混乱の象徴とされましたが、現代では、抑えこまれてきた情念や根源的な生命力、女性の怒りといった、扱いの難しい強さを象徴する星として読み直す見方も広がっています。いずれにせよ宿命を決めつけるものではなく、強いエネルギーの在りかを示す象徴です。恒星は、天体やアングルとぴったり重なるとき(伝統的に1〜2度以内、とくに合)に読みます。恒星全般の扱いはコラム「恒星を読む」、特別視された星々は用語「ベヘニアン恒星」へ。自分のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。