アクシデンタル・ディグニティ(場の品位)とは
アクシデンタル・ディグニティ(場の品位、付帯的品位)は、天体が「どんな状況・場所に置かれているか」から来る強さのことを指す、古典占星術の考え方です。たとえば、力の出やすいアンギュラーのハウス(1・4・7・10室)にあるか、動きが速いか、太陽に焼かれて(コンバスト)いないか、吉星と結んでいるか。そうした位置や条件が、天体の働きを後押ししたり、邪魔したりするとされます。
強さを左右する条件
場の品位は、いくつもの条件を合わせて見ていきます。代表的なのがハウスの位置で、アングルに近い1・4・7・10室は天体が表に出やすく、力を発揮しやすいと読まれます。動きの速さや順行・逆行、太陽との距離(焼かれていないか、ちょうど良く照らされているか)、吉星の木星・金星との結びつき、地平線より上にあるか下にあるか。こうした要素を点数化して総合する流派もありました。本質的な品位が「素材そのものの良さ」だとすれば、場の品位は「置かれた環境の良さ」。二つを合わせて、天体がどれだけ力を出せそうかを慎重に判断します。
本質的な品位と対にして読む
アクシデンタル・ディグニティは、サインから来るエッセンシャル・ディグニティ(本質的な品位)と一対にして読まれます。素材が良くても環境が悪ければ力を出しにくく、逆に素材が並でも良い場所を得れば働きやすい。両方をそろえて眺めることで、その天体の置かれた立場が立体的に見えてきます。これはあくまで天体の状態を測る象徴的なものさしであり、特定の出来事や結果を断定するものではありません。品位の全体像はコラム「ディグニティ(品位)」もどうぞ。用語「ディグニティ」「ハウス」もあわせてどうぞ。自分のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。