この配置の意味
固定のサインに天体がほとんど入らないチャートは、同じ場所や同じやり方にとどまり続けることが、意識して支えるテーマになりやすい配置です。
牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座の四つに、10天体がほとんど、あるいはまったく入っていない状態です。天体が活動や柔軟のサインに寄っているため、動き出す力や状況に合わせる力は備わっていても、一つのことを長く保つ力は、意識して支える必要が出やすいと考えられます。
欠けているのは、使えないという意味ではありません。読み方は二通りあります。粘り強さを自然には持ち合わせないので、仕組みや人に支えてもらう読み方と、欠けているからこそ安定や継続への憧れが強まり、少数のものに強くしがみつく読み方です。
「欠ける」の線の引き方は、流派や鑑定ツールによって違います。ゼロの場合だけを欠けるとするか、一つ二つまでを手薄とするかも分かれますし、アセンダントやMCを数えに入れるか入れないかでも結果が変わります。アセンダントやMCは出生時刻に左右されます。
表れやすい傾向
習慣づくりでは、始めは勢いがあっても、しばらくして間が空きやすい傾向があります。ジム通い、日記、家計簿のように、変化が目に見えにくい作業ほど、続けるのに工夫が要ります。
お金の面では、貯蓄や積み立てを自動化しておかないと、気持ちが別のところに移った時点で止まりがちです。逆に、手放すことには抵抗が少なく、不要になった物や契約を整理するのは得意な場合が多いでしょう。
職場では、環境や役割が変わっても、頭の切り替えが早いと読まれます。担当替えや方針転換に大きく動じず、周りの混乱の中でも動き続けられる強みがあります。一方で、地味な中盤、つまり成果が出る前の我慢の時期に、関心が離れて途中で降りてしまうことがあります。
住まいや持ち物の面では、模様替えや引っ越しに踏み切りやすく、長く置いておく物が少ない傾向があります。身軽さの良さがある一方、思い入れのある物や長く築いた縁を、後から惜しむこともあるでしょう。
学びの面でも、一つの分野を長く掘るより、いくつかの分野をつまみ食いしながら全体をつかむ形が合いやすいです。深めたい分野が見つかったときだけ、期間を決めて集中する、という使い方もできます。
話し合いの場では、相手の言い分に合わせて柔らかく対応できる反面、自分の意見を長く保つのが難しく、「前と言っていることが違う」と言われることもあります。本人には嘘のつもりはなく、その場その場で本心が動いている、という感覚に近いでしょう。
活かし方の手がかり
続かないことを「根気がない」と結論づけないでおくのが、出発点です。切り替えの速さや、変化に動じにくい点は、固定のサインが少ないチャートの持ち味でもあります。足りないのは持続のための足場であって、人としての誠実さではありません。
続けたいものは、意志の力ではなく、配置で支えます。毎週同じ曜日の同じ時間に予定を入れる、始める場所を固定する、一緒に続ける仲間を作る、といった工夫です。自分の中に錨がない分、外側に錨を下ろすと、流されにくくなります。
約束の面では、守れる範囲で小さく約束する工夫が合います。大きな約束をして途中で気持ちが離れると、自分も相手も疲れます。「今月は週に一度」のように期間と頻度を限って約束すれば、終わったあとに更新するかどうかを、あらためて選べます。
保つものを少数に絞ることも大切です。あれもこれも続けようとせず、「今年はこの三つだけは手放さない」と決めておくと、途中で降りる罪悪感が減り、残した三つに力を集められます。
中盤の退屈な時期には、小さな節目を自分で作ります。十回続けたら一つ褒美を用意する、月末に進み具合を一行だけ記録する、といった区切りです。固定のサインが多い友人に、定期的に様子を聞いてもらうのも、粘りを借りる方法になります。
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チャート作成
参考文献: Stephen Arroyo, 'Astrology, Psychology and the Four Elements' (CRCS Publications, 1975) / Bil Tierney, 'Dynamics of Aspect Analysis' (CRCS Publications, 1983)