この重なりが示すもの
一対一の関係で、太陽を持つ側がもう一方の第7ハウスに重なると、ハウスの持ち主はその人をパートナーとして強く意識しやすいと読まれます。
第7ハウスは、ディセンダントから始まる、パートナーと一対一の関わりの領域です。向かい合って座る距離や約束を交わす場面が、ここに含まれます。太陽が入ると、ハウスの持ち主は、太陽を持つ側を「自分の生き方の相手」として強く感じやすくなります。太陽を持つ側は、相手の前で自分の輪郭が試されるような感覚を持ち、関係の中で自分らしさを見つめ直す傾向があります。
読み始める前に、ハウスの持ち主の出生時刻の確かさを確認しておきたいところです。ディセンダントの度数は時刻で動くので、数十分のずれでも第7ハウスの境目が変わることがあります。太陽を持つ側の生まれた時刻は、太陽の位置にほとんど響きません。太陽が第6ハウスや第8ハウスの境目に近いときは、ハウス方式の違いも関わるので、決めつけずに読みます。
ハウスの持ち主が感じやすいこと
目の前に太陽を持つ側が座ると、この人の前では誠実でありたいという気持ちが、ハウスの持ち主の中に湧きやすくなります。相手の明るさや決断力が、自分に足りないものを映し出して見える場面もあります。友人や仕事の相手というより、一人の人間として向き合われている実感があり、関係を深めたい気持ちが芽生えやすいようです。約束や取り決めを交わすことに、ためらいが少なくなる人もいます。相手の前で口にしたことは守りたいという気持ちが強く働き、気軽な口約束にも責任を感じやすくなります。
ただ、この重なりでは、相手が主導権を握る場面が増えやすい面もあります。太陽を持つ側の意見や決断が通りやすくなり、ハウスの持ち主は「自分は合わせてばかりかもしれない」と感じることがあります。頼もしさと息苦しさが同居するため、気持ちを言葉にする機会は、意識して作っておくのが賢明です。
天体の持ち主が感じやすいこと
太陽を持つ側は、第7ハウスの持ち主と向き合うことで、自分の存在を確かめるような感覚を持ちやすくなります。一人でいるときよりも、相手がそばにいるときのほうが、自分の意志がはっきりする。そんな感覚を持つ人もいます。大切な決断の前に、相手の意見を聞きたくなったり、相手の評価が気になったりする場面もあるでしょう。
自分らしさを保ちたい気持ちと、相手に合わせたい気持ちが、行ったり来たりする傾向もあります。関係が深まるほど、自分の光をどこまで出し、どこまで抑えるのかを考えさせられます。相手に認めてもらうことが自分の価値のすべてになってしまうと、関係が重くなるため、ときどき一人の時間を持つとよいでしょう。二人でいる自分と、一人でいる自分の違いに気づくことが、自己理解の入り口になる場合もあります。
関係に活かす手がかり
前に出る役と支える役は、場面ごとに入れ替えるのがおすすめです。旅の計画は太陽を持つ側が、日々の買い物の相談はハウスの持ち主が先に口を開く、といった具合に、決める役を分け合います。決定権が一方に偏っていないかを、ときどき点検するのも役に立ちます。
向かい合う関係は、相手の姿を借りて自分を見る作業でもあります。太陽を持つ側は、相手の意見を最後まで聞いてから結論を出し、ハウスの持ち主は、遠慮せずに違う考えを口にしてみる。意見がぶつかったときは、どちらが正しいかを決めるより、何を大切にしたいのかを確かめ合うほうが、実りが多くなります。
話し合いが平行線になったときは、第三者の意見を借りるのも役に立ちます。共通の知人に話を聞いてもらうと、二人だけでは見えなかった折り合いの形が見つかることがあります。
関係を結ぶ強い引力になりえる配置ですが、結婚や別れの結論を決めるものではありません。二人がどう関わるかは、日々の言葉と行動の積み重ねで決まっていきます。
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