バーテックス(Vertex)とは
バーテックス(Vertex)は、出生図の西側に計算で求められる感受点です。実在の天体ではなく、空のしくみから割り出される計算上のポイントで、ある種の「運命的な出会いや転機」と結びつけて読まれることがあります。自分の意思を超えて訪れる縁を象徴する、とされ、「第二のディセンダント」と呼ばれることもあります。用いる占星術家とそうでない人がいて、使う場合も、メインの軸を補う形で慎重に読まれるのがふつうです。
西の地平と天の道が交わる点
バーテックスは、観測地点の真上(天頂)と真下(天底)、そして地平線の真西・真東を通る大きな円(本初垂直圏と呼ばれます)と、太陽や星が通る道(黄道)とが交わるあたりに求められる点とされます。この円が地平線とまじわるのが真西の方向なので、ディセンダント(西の地平の点)の近くに位置することが多く、「第二のディセンダント」という別名もここから来ています。出生時刻と出生地が分かってはじめて計算できる、地点ごとの個性が強く出る感受点です。反対側(東より)には対の点である「アンティバーテックス」が置かれ、二つで一組として扱われます。出生図づくりの計算ソフトが自動で示してくれることが多く、軸と同じように度数で位置が決まります。
占星術での読まれ方
占星術では、バーテックスは、自分から動いて起こすというより、向こうからやってくる出会いやめぐり合わせと結びつけて読まれることが多い点です。トランジット(運行中の天体)やほかの人の天体がここに重なるとき、縁や転機のしるしとして注目されます。ただし、解釈は天体ほど確立しておらず、メインの軸(四つの軸)を補う形で、ひかえめに使われるのがふつうです。あくまで象徴的な読みであり、特定の出来事を保証するものではありません。用語「ディセンダント」「アングル」もあわせてどうぞ。自分のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。