ソフトアスペクト(調和角)は、占星術で、天体どうしが無理なく・なめらかに響き合うとされるアスペクトの総称です。アスペクトとは、二つの天体が結ぶ角度のこと。そのうちおもにトライン(120度)とセクスタイル(60度)を指し、セミセクスタイル(30度)を含めて呼ぶこともあります。生まれもった才能や強みが、自然な流れで発揮されやすいテーマと読まれます。「ソフト」「調和」という呼び名は、関わる天体どうしがたがいの力を引き出し合い、ぶつかり合いの少ない関係になりやすい、というイメージから来ています。緊張感の強いハードアスペクトと区別するための分類で、どちらが優れているという意味ではなく、エネルギーの流れ方のちがいを示す目安として用いられます。出生図(ネイタルチャート)だけでなく、運行中の天体が出生図の天体に重なるトランジットや相性を見るシナストリーでも、ソフトアスペクトは「支えになりやすい配置」として参照されます。トランジットでは、動きの遅い天体がからむほど影響の続く期間は長くなりやすく、物事が思いのほかすんなり進む時期の背景として読まれることがあります。シナストリーでは、相手の天体との間にソフトアスペクトが結ばれていると、無理に歩み寄らなくても呼吸が合いやすい関係性として説明されます。
ソフトアスペクトには、トライン(120度)とセクスタイル(60度)が中心にあります。120度は円を三等分する角度で、同じ性質をもつエレメント(火・地・風・水)どうしを結ぶため、もっとも安定した流れをつくるとされます。60度は二つのエレメントを協力させる、ほどよい後押しの角度です。どちらも、関わる天体の力が衝突せず、たがいを生かし合う関係になりやすいと読まれます。トラインは同じエレメント内で力が循環するため安定感が大きく、セクスタイルは相性のよい異なるエレメントをつなぐため、きっかけがあれば動き出しやすい角度と説明されます。許容される角度の幅(オーブ)は流派によって差がありますが、トラインで6〜8度前後、セクスタイルで4〜6度前後を目安とすることが多いようです。ただし、流れがスムーズなぶん本人には当たり前に感じられ、自覚しにくいとも言われます。強みとして生かすには、意識して使う工夫が要る、と添えられることが多いアスペクトです。エレメントの理論に沿えば、トラインは火と火、地と地のように同じ性質どうしを結ぶため摩擦が起きにくく、セクスタイルは火と風、地と水という相性のよい組み合わせをつなぐため、片方が動けばもう片方も応じやすい関係になるとされます。
ソフト(調和)とハード(緊張)は、アスペクトを性質で大きく二分する見方です。調和は「もともと得意なこと」、緊張は「鍛えられること」と捉えると、チャート全体のバランスが見えやすくなります。どちらが良い悪いというより、流れと負荷の両方がそろってこそ、その人らしい個性が立ち上がる、と考えられます。これらはあくまで象徴的な読みであり、特定の結果を断定するものではありません。初学者はソフトアスペクトを「幸運の配置」のように受け取りがちですが、本人が意識して動かさなければ持ち味が発揮されないまま終わることもあり、ハードアスペクトが常に「試練」とも限りません。トラインやセクスタイルの多いチャートは居心地のよさを感じやすい一方で、変化のきっかけに乏しく感じられることもあります。トライン・セクスタイルと、ハード側のスクエア(90度)・オポジション(180度)を見比べると、持ち味のかたちがつかみやすくなります。コラム「アスペクトのパターン」もあわせてどうぞ。自分のチャートは「
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