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エロスのロットとは
欲望・願望・愛着をあらわすヘルメスのロット
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用語
エロスのロット(えろすのろっと)とは
エロスのロットは、古典占星術で重んじられた「ヘルメスの七つのロット」に数えられる感受点(ロット)のひとつです。ロットとは、いくつかの天体やアングルの位置をたし引きして割り出す、計算上の点のこと。エロスのロットは、何を強く望み、何に心を惹かれるかという、欲望・願望・愛着の方向をあらわすとされます。恋愛にかぎらず、その人が情熱を傾ける対象を広く読む手がかりとされてきました。エロスとはギリシア語で「愛」や「欲求」を指す言葉で、ロットの名もそこに由来します。ヘレニズム期の占星術家パウルス・アレクサンドリヌスらの著作に伝わる体系で、近代以降に重視されるようになった惑星とは別に、こうした計算上の点を細かく読み分けてきた歴史があります。
金星とスピリットで割り出す
エロスのロットの計算には、金星と、もうひとつのロットである「パート・オブ・スピリット」が用いられるのが古典の組み立てです。金星は愛や好み、心を惹かれる力をあらわし、スピリットは意志や能動的な働きをあらわすとされます。この二つを組み合わせることで、「自分から望み、求めていくもの」が浮かび上がる、という考え方です。具体的には、昼生まれではアセンダント(上昇点)にスピリットを足して金星を引き、夜生まれではその向きを反転させるのが一般的な式とされ、これを昼夜の反転と呼びます。なぜスピリットを軸に置くのかというと、エロスは受け身の感情ではなく「自分から能動的に向かっていく欲求」と位置づけられるため、意志をあらわすスピリットと結びつけて描かれるからです。これはヘルメスの七つのロットに共通する作法で、対になる「ネケシティ(必然)のロット」とちょうど逆向きに組まれるのも特徴です。
ネケシティと対にして読む
エロスのロットは、避けがたい制約をあらわすとされるネケシティのロットと一対にして語られることが多く、「惹かれる力」と「逃れがたい縛り」の両面から人生を立体的に眺める手がかりになります。実際の読みでは、ロットが落ちたサインやハウス、そして金星やスピリットの状態をていねいに照らし合わせます。たとえばエロスのロットが対人関係をつかさどるハウスにあれば、人との結びつきに情熱が向かいやすいといった具合に、欲望の「向き先」を象徴的に推し量っていきます。さらに、そのロットの支配星がどのサインに入り、どんな天体と角度(アスペクト)を結ぶかまで見ていくことで、読みに奥行きが生まれます。これはあくまで象徴的な読みであり、特定の出来事を断定するものではなく、自分の傾向を見つめ直すための一つの視点として活用するとよいでしょう。用語「パート・オブ・スピリット」「ヘルメスの七つのロット」もあわせてどうぞ。自分のチャートは「無料のホロスコープ作成」から確かめられます。
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パート・オブ・スピリットとは(用語) 金星でみる恋愛のかたち(コラム)
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参考文献:ヘレニズム占星術のロット体系:パウルス・アレクサンドリヌス『序説』ほか / 本事典の用語「パート・オブ・スピリット」「ヘルメスの七つのロット」に準拠
監修:編集部(占星術担当)最終更新 2026-06-16
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